更新情報 | |
更新日 | 2025-01-12 (日) 16:32:12 |
投稿日 | 2024-12-09 (月) 23:33:16 |
ビルド概要 | |
カテゴリ | 神秘系 |
説明 | 血毒グレソとはステータス配分の異なる【神秘派生】の血毒大刀ビルド。オマケとしてなっがいなっがい「毒の考察」つき |
評価 | いいね! 19 |
目次 |
素性 | 預言者 | LV | 175 |
---|---|---|---|
生命力 | 50 | 精神力 | 24 |
持久力 | 43 | 筋力 | 15 |
技量 | 18 | 知力 | 7 |
信仰 | 27 | 神秘 | 70 |
神秘70なので伸びしろはある。神秘80なら大刀の火力が5%ほど伸びる計算だ。
とはいえ本ビルドは【攻略ホスト向け】なので、
信仰27で防護祈祷や虫糸の槍、古龍の雷撃を使えた方が快適度は高い。
特にエブレフェールなど、高低差に富むマップでは祈祷が使える方が何かと戦いやすいだろう。
右手1 | 神秘の大刀 | 左手1 | 毒手 |
---|---|---|---|
右手2 | 屍山血河 | 左手2 | 竜贄の印 |
右手3 | 神秘のフランベルジュ | 左手3 | 狼紋章の盾 |
大刀は要求ステが低く、しかもどの派生でも優秀な補正を持つ。
ゆえに、接敵するまでどんなビルドなのかを察しづらい。
こうした武器は経験上、「戦術の読まれにくさ」という隠れステータスを持っている。
兜 | 黒き刃のフード | 胴鎧 | 夜騎兵の鎧 |
---|---|---|---|
手甲 | 夜騎兵の手甲 | 足甲 | 夜騎兵の足甲 |
タリスマン1 | アレキサンダーの破片 | タリスマン2 | 血の君主の歓喜 |
タリスマン3 | 腐敗眷属の歓喜 | タリスマン4 | 双頭亀のタリスマン |
血毒ビルドなのにキノコも白面も付けてないのには理由がある。
なんといっても有名すぎる上に「どちらもアホほど目立つ」のだ。
遠間から一目でわかる装備は苔モシャする準備と心構えを与えてしまう。
というか接近戦自体を露骨に避けられる可能性が高い。
それに加えてキノコは「バカほど重い」。なんと重量9.1。
そりゃあ見た目は格好いいが、いくらなんでも重すぎる。
ゆえにバフ効果は強力だが、どちらも必須ではないように思えるというのが私の感想だ。
これが決闘ビルドならばまた違うのだろうが、本ビルドは基本的に攻略用。
対侵入者であれば地味めな装備の方がいろいろと戦いやすいだろう。
戦技1 | 毒の霧 | 戦技2 | 死屍累々 |
---|---|---|---|
戦技3 | 嵐呼び | 戦技4 | |
戦技5 | 戦技6 |
このビルドの懸念点は「我慢」に割く枠を取れなかったことだ。
高所ではシチュエーションに合わせてスパイクセスタスあたりに変更したい。
魔法1 | 雷の槍 | 魔法2 | 火蛇 |
---|---|---|---|
魔法3 | グラングの岩 | 魔法4 | 古龍の雷撃 |
魔法5 | 空裂狂火 | 魔法6 | 蟲糸の槍 |
魔法7 | 恵みの祝福 | 魔法8 | (防護系祈祷枠) |
魔法9 | 火よ、力を! | 魔法10 | 火の癒しよ |
エルデンリングにおける血毒ビルドといえば血毒グレソだが、
あれには「血派生である」という唯一の欠点がある。
シンプルに、重厚派生よりも素の火力が数段落ちてしまうのだ。
ゆえに新たな味付けとして提唱したいのが「神秘派生の大刀」を用いた血毒ビルド。
もともと出血持ちの大刀であれば、神秘派生で血毒歓喜を両立できる。
これには下記のようなメリットがあるので一気に列挙していく。
・神秘派生は攻撃力を伸ばしやすい。
神秘70の時点で大刀は攻撃力675に達しており、これに血グレソで追いつくには筋55神45が必要
・戦技「毒の霧」の霧部分に神秘補正があるのは有名だが、
実は「血派生の神秘補正」と「神秘派生の神秘補正」にはかなりの開きがある。
神秘派生での毒蓄積は0.5秒で約300。文字通り、霧にかすっただけで毒が確定する。
・重量もスタミナ消費も大刀の方が軽い。特に重量は約半分。グレソ以外の武装を積む余裕が生まれる。
・サブ軽量武器や豊富な祈祷、潤沢なFPは血毒グレソには無い味わい
……どうだろう。血毒ビルドにおける神秘大刀、可能性が見えてこないだろうか。
特に「攻略ホストが使うビルド」としての快適度はダンチだ。とてもバランスがいい。
とはいえ大刀にも弱点が無いわけじゃない。
なんといっても強靭の乗りが悪いというのは対人戦において無視できないデメリット。
タイマンでのゴリ押し合戦ではグレソに軍配が上がるだろう。
ゆえに本ビルドは血毒グレソの上位版というわけでなく、「新機軸の血毒ビルド」というわけだ。
グレソとの違いを噛み締めながら「神秘ステ」に着目した攻略を楽しむ。
そういった遊び方を提唱するためにビルドページを投稿した。
特にこれから周回プレイに挑戦するプレイヤーにはぜひとも試してみてほしい。
3845
↑ページを見てくれた方。サンクス!
基本は血毒グレソと同じ。
両手持ちで毒の霧を擦り、ダッシュ突きを擦り、スタミナの続く限り攻め立てる。
注意点はグレソほどにはゴリ押しが効かないということ。
毒の霧のモーション中には強靭が付くが、通常攻撃は体幹よわよわだ。
ガン攻めというよりは、それなりに動きを見ながら戦う必要がある。
ただ「毒バフ」に関しては血毒グレソの比ではないくらい簡単に発動できる。
それなりに注意を払っている相手でも、0.5秒かすっただけで毒が発動するからだ。
またグレソと違うのは「サブ武器を仕込む余裕がある」という点。
本ビルドでは屍山血河をチョイスした。
ナーフという言葉が使われるほど弱体化した屍山血河だが、長所はまだある。
特に神秘の打刀よりリーチと出血蓄積で勝る点は素晴らしい。
ゆえに「詰めの一手」としてはとても有用。
基本的にはフランベルジュと盾で堅実な立ち回りをする。
というのも本ビルドは回復能力に乏しく、赤聖杯瓶を温存しておきたいため。
フランベルジュを用いるのには理由がある。
エルデンリングにおいて、標準属性で出血つきの武器がこれだけだからだ。
ぜんぜん他にもあった! 恥ずかしい!
ステータス的に近い立ち位置なのは卑兵のノコギリか。神秘派生での攻撃力も近しい。
実際のところリーチはそんなに変わらないので使いたい方で良いと思う。
DLC黒騎士などは斬撃耐性がとても高く、死体漁り曲剣や打刀ではうまくダメージを与えられない。
打撃出血で嵐呼びが使える武器としてはフレイルもあるが、リーチが絶望的に短いのが難点。
バランスがいいのが標準属性の武器群だ。
侵入者が入ってきた音がしたら大刀+毒手にモードチェンジ。
殺意マシマシで迎え撃とう。
ボス戦では開幕で猛毒をかけ、歓喜バフを起動する事から始まる。
大刀の毒霧でもいいし、ダメージを重視するなら調香瓶の毒の噴霧でもいい。
だが毒石の塊や毒飛蛇はダメ。
ポイントは「猛毒」という点だ。
詳しくは後述するが、ここで間違えると結構面倒なので注意しよう。
歓喜バフ後は屍山血河に持ち替えて、腐敗歓喜でブーストされた状態で戦う。
すぐに血の君主も発動するので、1回くらいはダブルブースト死屍累々をお見舞いできる。
これがマァ強いのだ。
で、歓喜バフが両方切れたら大刀に持ち替えて毒の霧で再度バフ発動を狙う。
という歓喜バフループ戦術だ。
歓喜バフの高攻撃力に加えて、猛毒と出血による2重の割合ダメージによってゴリゴリ削れるのが売り。
腐敗を入れる必要のあるボスの方が稀なくらいだ。
なお毒や出血が効かないボスは祈祷で攻めるという手もある。
祈祷補正300オーバーであるため、雷の槍をポイポイするだけでも割と削れる。
デカブツにはもちろん蟲糸の槍だ。
ここからは特にボス戦における「毒」について解説していく。
もともと本ビルドは毒派生武器の利用を考えるところから構想スタートしていた。
つまりくそマイナービルドシリーズだったのだ。
結局は血毒ビルドに落ち着いてしまったが、実地で色々と有用な経験は積めた
「毒」に興味のある方は読んでくれると嬉しい。
エルデンリングの毒は「弱い」と言われることが多い。
単なる歓喜バフのトリガーとしか見ていないプレイヤーも少なくないようだ。
これには二つの理由があると見ている。
・プレイヤー側が毒になってもあまり脅威とならない
・腐敗に比べるとダメージが低い
といったものが最大の理由だろう。
「発症怯みが無い」「発症してから苔食っても間に合う」「苔も無限販売されている」
ゆえにプレイヤーの経験則として、毒に脅威を感じなくなるのも当然というものだ。
これはそのまま、対人戦における毒の有用性に疑問を投げかける。
対人戦の中で、毒ダメージで死んだという人はほとんどいないはずだ。
また、より上位の状態異常としての腐敗が圧倒的なダメージ量を持つがゆえに毒が弱く感じる人も多い。
万単位のダメージを与える腐敗に比べるとインパクトで不足するのは否めない。
ただ、これに関してはやや過剰な印象付けがなされている気がしてならない。
腐敗と毒では、発症までの時間と手間に圧倒的な差があるためだ。
初期バージョンでこそ腐敗ブレスが猛威を振るっていたが、アプデ後はブレス一発で腐敗発症などしない。
FPを根こそぎ使ってようやく、といったところだ。
その他の祈祷も隙が大きく、一発貰うのを覚悟でぶっぱするしかない。
腐敗武器で狙う場合も、蓄積50固定なのでチクチクちまちま殴る必要がある。
なかなか地道な工程だ。
一方で毒には、毒ならではの強みがある。
それは神秘補正だ。
毒派生武器、毒石の塊、毒の噴霧、糞壺、戦技の毒霧。
これら毒には共通して神秘補正が存在する。
戦技「毒の霧」でいえば、物理ビルドの毒霧と神秘ビルドの毒霧には、蓄積能力で3倍近い差が生まれる。
神秘マンの使う毒霧がどれくらい凄まじいかといえば、
「2回目までならミケラダが毒霧一発で発症する」レベル。
猛毒に限れば、ダメージ効率もそこまで悪くは無い。
なにせ毒は割合ダメージ。ボス戦においては非常に有用なのは出血と同様だ。
特にDLCボスは反撃できないタイミングが多く、ゆえに腐敗が重宝されるわけだが、
毒ならより簡単に割合ダメージをポンと与えられる。
「30秒かけて被弾リスクを抱えて2万ダメージ」と「3秒で安全に5000ダメージ」。
果たして後者がそんなに弱いだろうか?
ビルドが適合しているならば、むしろ使わない理由が無いレベルで毒は有用だ。
ただし神秘ビルドならどの毒でもいい、というわけではない。
ここが非常にややこしい点なのだが、毒と猛毒を比べると総ダメージは毒の方が多いのだ。
毒の霧のページにはグレイオールを対象とした検証結果が掲載されているが、
毒ダメージが8000・90秒に対して猛毒が5000・30秒となっている。
これを「どちらが強いか」と簡単に断じることは難しい。
プレイヤーの装備によって、あるいは戦術によって評価は分かれるためだ。
例えば血派生ソードランスの盾チクビルドで、敵が離れた際にサッと状態異常を加えたいとする。
この場合に強いのは「毒」だ。毒石の塊などが適任だろう。
メインをソードランスの殴りと出血と捉えているなら、総ダメージを重視するのがベターだ。
30秒ごとに毒をかけ直しますというのはビルドの方向性から離れてしまうし、面倒だ。
一方で本ビルドページのように、腐敗眷属の歓喜を装備したビルドであれば「猛毒」が適する。
30秒ごとにかけ直し、というのが同時に歓喜の起動を兼ねるため相性がいい。
むしろ90秒も持続する毒にしてしまうと、その間は歓喜バフが機能しなくなってしまう。
ゆえに持続時間の短い猛毒を、何度もかける戦法が有効なわけだ。
なお猛毒には例外が存在する。
「毒派生の毒蛇の牙」がそれだ。
これはざっくり90秒、猛毒のスピードで体力を削る強力なものとなっている。
例えば前述の血派生ソードランスビルドにおいても、
開幕だけは毒蛇牙で猛毒をかけにいくというのは有効な戦術だ。
これに関しては意外とマルチで利用する人もいるので見たことがあるかもしれない。
エルデンリングで最弱の可能性を漂わせている戦技、それが「毒蛾は二度舞う」。
毒を解除し、敵の最大HPの5%のダメージを与える効果を持つ。
まずはモーションがすっとろいことは置いておき、効果だけを考察してみよう。
「最大HPの5%」というダメージ。これはまあまあに大きい。
軽量武器で単発4桁ダメージが出せる事自体は悪くないように思える。
状態異常を併用していくうちの一つであれば十分に実用圏内のようだ。
問題は「毒を解除する」というのをどう捉えるかだ。
例えば毒の噴霧で猛毒を付与して、25秒経過したところで毒蛾を使用、というのは理想ムーブだ。
割合ダメージの総計でいえばかなりのもの。
ただしこれは立ち回りの制限が非常に大きい。
目まぐるしく攻防が繰り広げられるボス戦で25秒ピッタリに毒蛾を当てるなど、できるだろうか?
多くの人はできないというか、まずやりたがらないだろう。
「毒蛾で最大ダメージを出すのは面倒」というのがこれでわかる。
一方で毒を付与してすぐ解除、というのはどうだろうか。
タイミングを計る必要性は無いが、ダメージ的に勿体ないというかメリットが薄いのが難点だ。
毒というのは放っておいてもダメージを与えられる状態異常なのに、
そこにわざわざ戦技を当てにいくわけだ。
放っておけば5000ダメージを与えられる毒を解除し、毒蛾で5000ダメージを与える。
これでは本末転倒だ。
というわけで私はいろいろと検討したが、結論から言えば利用法はひとつしか見つからなかった。
戦技「毒の霧」で歓喜バフを起動するビルドで、歓喜20秒が経過した後で解除するために使用する運用だ。
毒の霧で付与される猛毒は40秒というのが少々ネックで、再起動には20秒の余分が生まれる。
それを毒蛾で解除してしまえば再び毒の霧で猛毒を付与して歓喜バフを起動できるというわけだ。
メインはバフの再起動であるため、毒の総ダメージが微妙なことには目をつむれる。
問題はふたつ。
「これだけで武器を2枠使う」点と「そもそも毒蛾が当てづらい」点だ。
前者は、ソロで攻略するならまだマシだ。
対人性能が終わっている毒蛾を積む余裕も、まあソロなら作れなくもない。
本当に難しいのは後者の方で、とにかくモーションが大きすぎて当てに行けないのだ。
ゴッドフレイなどの本編ボスに使っても隙を狩られて地べたに這いつくばる羽目になる。
安全に当てられるのは古龍などのデカブツくらいではなかろうか……。
最後に本ビルドが作成された最初の構想、毒派生武器について解説しよう。
結論から言うが「毒蛇の牙以外で利用する価値は無い」。
いろいろ試したが、これを覆すような使い道は見つけられなかった。
例えば打刀を毒派生すると、出血と毒を同時に付与できるハイパーウェポンができあがる、ように思える。
だが内訳をみると、神秘45で毒110と出血50。
しかも毒派生武器で与えるのは90秒の「毒」だ。
ゆえに腐敗眷属の歓喜との相性は悪いし、
これで殴り続けるという運用は「毒の効果中は毒を蓄積できない」仕様とまるっきり噛み合わないのだ。
どう考えても、毒が発動したら血派生武器に持ち替えという運用になってしまう。
ステータス的には血派生と毒派生は要求が全く同じのためだ。
そしてそういう運用であれば、ぶっちゃけ武器よりアイテムの方が早い。
毒石の塊なんか序盤から買えるアイテムだし、蓄積能力も高いし。
また毒派生は攻撃力が下がるのが考え物だ。
血派生武器は出血頻度でなんとかリカバリーできている印象があるが、毒はどうもいかない。
攻略道中の雑魚エネミーに対して、いちいち毒の効果を実感する暇は無いからだ。
どうやっても攻撃力の低さがのしかかってしまう。
例えば1周目の攻略序盤。
新キャラを作成して「よし、毒を使ってみようかな」となったとする。
ケイリッドで戦技の毒の霧を入手し、派生するわけだ。
……この時点ではどう考えても鋭利or重厚派生の方が強い。
毒派生の神秘補正は神秘30あたりからがボリュームゾーンになっているためだ。
逆に攻略終盤、歓喜2種を入手済みのキャラクターで毒を使ってみるとする。
……どうやっても神秘or血派生の方が強い。
歓喜2種で継続的にバフをかける運用が強力だからだ。
というわけで、私には研究しても毒派生の使い道が見つけられなかった。
なにか「こういう運用なら毒派生がベストマッチ!」というのがあればコメントを寄せてほしい。
あと「いいね」ボタンを押してくれると執筆者の研究モチベーションが上がるので助かる。
最後まで読んでくれた方に感謝!
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