Ver.1.03において、攻撃力や行動AIに弱体化のバランス調整が施された。とはいえ、装備を丸々コピーする能力ゆえ、囮役はもちろんプレイヤーのスタイルに合わせた多様な役割を担える器用さはいまだ健在である。
基本的に近接タイプのNPCと同様の動きで、敵に対し積極的に接近戦を仕掛けにいく。
戦闘中は右手武器の両手持ちを多用する傾向があり、使用する戦技も主に右手のもので、盾を含む左手の戦技はあまり使わない。また、爪などの両手持ち操作で二刀流になる武器は片手状態で使ってしまう場合もあり、あまり安定しない。
一方耐久面では、素でプレイヤーよりも遥かにHPが多いので囮役として優秀な非常に性能を持っている。大盾や重装備、カット率アップ系のタリスマンをコピーさせることで場持ちを良くすることができる。
戦技略奪の炎や祈りの一撃の効果で体力を回復することもできるが、冒涜の聖剣などの「撃破時にHPが回復する」効果は適用されない。
- 状態異常耐性
出血・毒・腐敗に対して完全耐性を持ち、発狂に対してもかなり高い耐性を持っている模様。
その一方で、睡眠・即死には耐性がなく、特に死蓄積による即死はあっさり受けるので注意しよう。
- 致命の一撃
プレイヤーと同様、背後を取った場合や体勢を崩した相手に対し致命の一撃を行うことができる。反対に、敵のパリィなどで体勢を崩してしまうと致命の一撃を受けてしまう。加えて投げ技・噛みつき・抱きつきといったホールド攻撃もプレイヤー同様直撃してしまう。
- NPC特有の無限FP
写し身は無限のFPを持つので、消費が大きい代わりに高威力の魔術・戦技を無制限に使うことが可能。前述した回復効果のある戦技や、アイテム王家の忌み水子などとも相性が良い。
- 能力値、大ルーン、狂い火
写し身はプレイヤーの能力値もコピーして同じ能力値になっている。その為、プレイヤーの体力が高ければ高いほど比例して写し身のHPも多くなる。装備品や魔術/祈祷などの必要能力値などもしっかり反映されるので、プレイヤーが能力値不足で発動できない戦技などは同じく発動できず、空打ちになり大きな隙を晒してしまう。
また大ルーンはコピーされず、大ルーンで上昇した分の能力は反映されないため、ゴドリックの大ルーンで必要能力値や装備重量を調整している場合は特に注意が必要。
狂い火状態もコピーされないので狂い火石で回復が出来ず、逆に発狂値が溜まってしまうので注意。
右手/左手武器および戦技、防具一式、矢/ボルトを全てそのままコピーする。
- 武器
写し身は基本的に召喚時、プレイヤーが手に持っていた装備で戦闘を行う。例外として素手時のみ武器を切替えて装備する。
武器の派生や状態異常蓄積値、戦技もコピーするので、与えたい状態異常の武器を持たせたり、ダウンを奪いやすい戦技、HPを回復できる戦技などをプレイヤーの好みに応じて持たせることが可能。
- 弓/弩などの射撃武器
射撃武器をメイン装備にした場合は行動が若干変わり、接近されるとローリングやステップで一定の距離をキープしようとする。遠距離戦技も使用するものの、敵の目の前で使用したりキックを当てに行ってしまうので良し悪しといったところ。
- 装備している全ての矢/ボルトを参照し、弾数は無限。
弾数が無限なので、プレイヤーが無駄遣いしにくい特殊な矢弾を残弾を気にせず自由に使わせられる。(1本でも装備していればOKだが、何も装備していない場合は全く攻撃してくれないので注意。)また右手に弓、左手にクロスボウなど持ち方を工夫することで、4種類の矢/ボルトの発射が可能。
※現在、武器が滑車の弩のみの装備だと全く射撃をしないなど、挙動が非常に怪しくなるので注意。
- 大弓、バリスタ
吹き飛ばしダウンが強力で、赤獅子騎士、オウガのような運用が可能。
オウガと比較して、近接武器に持ち替えない、使う矢弾を指定できる、アイテムを使用できるなどといった利点があるが、写し身は自分からある程度敵に接近してしまうこと、命中率や連射力で劣るところがあり一長一短。大弓の場合は攻撃前にも少し時間がかかるので、プレイヤーが積極的にカバーしてあげよう。
- 防具
召喚時のプレイヤーの防具一式をそのままコピーする。装備重量によるローリングへの影響もプレイヤーと同じ。写し身はローリングを多用するため、出来るだけ重ロリでの召喚は避けたいところ。
キノコの王冠や白面など、特定の条件で発動する効果もプレイヤーと同様の条件で発揮される。
- タリスマン
鉤指の偽装鏡、主の偽装鏡を含むほぼ全てのタリスマンの効果が発動している模様。
カット率上昇・最大HP上昇のタリスマンで耐久面を強化しても良し、○○の歓喜などで火力を高めるのも良し。プレイヤーの好みに応じてカスタマイズしよう。
冒涜の聖剣などと同様、略奪のカメオ、祖霊の角は効果が発動しない。
余談だが、鉤指の偽装鏡を装備して召喚すると普段と違いフルカラーの状態で現れる。ロールプレイをしたり、装備やマイキャラをじっくり観察したい人は試してみよう。(召喚後はタリスマンを外しても問題ない。)
無限のFPを持つので、燃費と引き換えに高威力のもの・強力な状態異常を与えるものなどを自由に記憶しよう。ただし、写し身は武器を持ち替えないため、常にどちらか片方の手が触媒で埋まってしまう。
ほぼ全ての攻撃系/バフ系を使用するが、星灯り、影送り、暗闇といった補助系は使用しない模様。
- 攻撃系
ほぼ全ての攻撃魔術/祈祷が使用可能で、触媒の「付帯効果」も受ける模様。
溜めが可能なものは最大溜めで使用する場合があり、輝石のつぶてや狙いすます雷撃など連射可能なものや、彗星アズールや竜炎など、長押しで攻撃時間が伸びるものはタメ幅がランダムで安定しない。
- バフ系
ほぼ全ての攻撃力アップ/カット率アップといったバフや属性エンチャントを使用可能だが、効果時間やタイミングは一切考慮しないので、AIの機嫌次第で敵の目の前で詠唱したり同じバフを何度も連続で使用したりしてしまう。
攻撃に集中してほしい場合はできるだけ記憶スロットから外しておきたい。
- 回復系
写し身のHPが50%以下になると、回復系の祈祷も使用するようになる。回復によりHPが50%を上回ると使用を一旦止め、その後50%を切ると再び使用するようになる。
使用頻度にはかなりムラがあり、記憶スロットに入れておいてもほとんど使用しなかったり、反対に連続で何度も使用してしまったりと安定しない。恵みの祝福などの持続回復系を連発してしまうこともあるので注意しよう。
Ver.1.03現在緋雫の聖杯瓶/霊薬は使用しない。
プレイヤーの装備アイテムとその数を参照するので、最大10種類のアイテムを使わせることが可能。
特に生肉団子は一気にHPを回復する(ことがある)のでおすすめ。
攻撃・エンチャント・バフ系などほぼ全てのアイテムを使用するが、戦闘中もアイテムを多用する傾向があるので持たせ過ぎるとまともに戦ってくれなくなる。
盾脂、帳の恩寵、○○苔薬、誘惑の枝、虹色石、灯り石、○○の拘束具など一部使用しないアイテムもある。
- ポーチ(ショートカットで使用できる4+2箇所の装備欄)
ポーチに装備中の6種類のアイテムは使用しない。その為、自分はよく使うが写身には戦闘中使ってほしくないゆでカニなどのアイテムはそちらに装備しておくと良いだろう。
- 使用回数
プレイヤーの所持数と同じ数だけ使うことができる。勿論、プレイヤーのアイテム数が減ることはない。
手間が掛かるが、木箱に預けたり捨てたりして所持数を調整してから召喚することで、写身に持たせる在庫数を調整することができる。(例えばプレイヤーが生肉団子を3個所持している状態で召喚すれば写身も3回使用可能。1個だけ所持している状態で召喚すれば、写身も1回のみ使用可能になる。)
アイテム同様に、バフ系の戦技/祈祷も効果時間関係なく連打してしまう場合がある。魔術/祈祷系の写し身を組んでいてしっかり戦闘をして欲しい場合はそれらも外しておいたほうが無難。
写し身は基本的に武器を持ち替えない。そのため、手に松明や補助用の杖/聖印を持ったまま召喚してしまうと、写身はその戦闘中、ずっと松明や触媒を握ったまま戦闘することになってしまう。
特にボスエリアではリトライしないと再度呼び出すことが出来ないため、持ち替えミスには気をつけよう。
プレイヤーが能力値不足で効果が発揮できない戦技/魔術/祈祷は同様に効果が発揮できない。その場合の空振りや首をかしげて頭を掻くモーションなど、全てプレイヤーと同様のアクションを取って隙を晒してしまう。それでも普通に使おうと連打してしまうため、無理なものは装備しないようにしておこう。
先述の通り、ゴドリックの大ルーン効果を受ける事が出来ない。必要能力値や装備重量をギリギリ調整している場合は、効果を発動できなくなったり、重ロリになってしまうことがあるので特に注意。