ビルド/毒!腐敗!出血! ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ! の履歴(No.4)
はじめに・ビルドの運用解説
本ビルドの基本構成は血毒グレソの技量版といって差し支えないが、重要なのは毒の活用法だ。血毒グレソはあくまでも「歓喜バフで物理威力を高めるビルド」であるため、毒はおろか出血ですらも単なるバフの起動トリガーでしかない。きっと使用者は脳筋なのでダメージなんか見ちゃいないだろう(偏見)。
それはそれで当然強いのだが、どうせならもっと状態異常を活用したいではないかという発想で生まれたのが本ビルド。それも対人よりは攻略に重点を置き、HPの高いボス戦をマルチプレイで楽に終わらせたいというコンセプトで組んだ。
メインウェポンは「毒の霧」をセットした血派生ツヴァイヘンダーと「毒蛾は二度舞う」をセットした血派生流紋の円刃。さらにアイテムで大腐敗壺を用意し、毒・腐敗・出血のトリプルコンボを狙う。怒涛の割合ダメージ連打でボスHPを削り取るのがコンセプトだ。
ステータス
| 素性 | 放浪騎士 | LV | 175 |
|---|---|---|---|
| 生命力 | 50 | 精神力 | 22 |
| 持久力 | 39 | 筋力 | 19 |
| 技量 | 45 | 知力 | 12(+1) |
| 信仰 | 26(+1) | 神秘 | 39(+1) |
信仰を捨て去ればもっと技量を盛れるが、神秘ビルドで完全に遠距離攻撃を捨て去るのは結構な勇気が必要だ。なまじ竜贄の印の祈祷補正が300近くあるので惜しい。しかも本ビルドは技量型なので詠唱速度もそれなりにはある。決闘ビルドでもない限り、信仰に振った方が総合性能は高くなるはずだ。
武器
| 右手1 | 血のツヴァイヘンダー | 左手1 | 血のパタ |
|---|---|---|---|
| 右手2 | 血の流紋円刃 | 左手2 | 竜贄の印 |
| 右手3 | 血の神肌剥ぎ | 左手3 | 毒手 |
見ての通りの血派生武器オンパレード。どの武器でも出血を狙える。
ツヴァイヘンダーは取り回しに優れた特大剣。グレソよりも一回り火力が低いが、大型武器を追加でひとつ持てるくらい軽い。これも攻略目線では重要だ。攻略ではなんでもかんでもグレソ一本で解決、とは中々いかない。特に神獣戦士を特大剣で処理するのは明らかに効率が悪いように思える。
神肌剥ぎはその補完として採用。最強クラスの出血蓄積にそこそこ以上の火力を備え、嵐呼びをセットすれば騎士や忌み子にも対応できる。両手持ち限定ではあるが割と万能だ。重量も大剣よりは軽い。
流紋円刃は毒蛾は二度舞うの触媒だが、同時に二刀流による軽快な戦闘も担当。ボス戦では積極的に差し込みできるほか、投擲によって蓄積減少を抑えやすい。知力11を確保する価値はあるように思える。
防具
| 兜 | 光の冠 | 胴鎧 | 自由枠 |
|---|---|---|---|
| 手甲 | 自由枠 | 足甲 | 自由枠 |
| タリスマン1 | アレキサンダーの破片 | タリスマン2 | 血の君主の歓喜 |
| タリスマン3 | 腐敗眷属の歓喜 | タリスマン4 | 双頭亀のタリスマン |
「オイ白面はどうした! キノコつけてねえとか舐めてんだろ!」
仰る通りだがヴァレーとおそろいはイヤどす。キノコはクソほど重いのがダメ。
まあ、ぶっちゃけると決闘ビルドじゃないので見た目重視・RP重視で良いと思う。
光の冠も単に3レベル分お得だから付けてるだけで、精神力あたりを下げても良いならどの防具でもいい。
好きな格好でやろうぜ。
戦技
| 戦技1 | 毒の霧 | 戦技2 | 毒蛾は二度舞う |
|---|---|---|---|
| 戦技3 | 嵐呼び | 戦技4 | 我慢 |
| 戦技5 | 戦技6 |
対戦したことがある人はわかるだろうが、戦技「毒の霧」の蓄積性能は異常だ。youtubeの検証動画によれば0.5秒ごとに130~250もあるのだという(蓄積値は神秘で変動)。毒派生武器二刀流と同等の毒が、霧にかすっただけで蓄積してしまうと言えばそのヤバさがわかるだろうか。唯一の欠点は付与できる毒のダメージが弱いということのみ。血毒グレソはそれゆえに単なるバフトリガー技と化しているのだが、ボス戦でその扱いというのは少々もったいない。
「毒蛾は二度舞う」は毒状態の相手に当てると割合ダメージを与えて毒を解除する戦技だ。詳しくは後述するが、これは巷で言われているほど弱い技ではない。単に本編ボスではHPが低すぎて目立てなかっただけだ。具体的に言えば、レラーナ(2週目)に毒の霧⇒毒蛾は二度舞うのコンボでHPの15%程度が消し飛ぶ。前準備である毒の霧はマルチ耐性でも2発当てるだけなので、出血よりも断然早い。
そしてこのコンボは出血や腐敗と共存できるというのがキモだ。前述した通り、本ビルドの武器は全て血派生。毒蛾は二度舞うだけは出血蓄積できないが、それ以外の全ての行動で出血を狙える。割合ダメージ三重奏でゴリゴリとボスHPが削れていくのは非常に楽しい。
魔法
| 魔法1 | 狂い火 | 魔法2 | 光輪 |
|---|---|---|---|
| 魔法3 | 腐敗ブレス | 魔法4 | 古竜の雷撃 |
| 魔法5 | 空裂狂火 | 魔法6 | 血授 |
| 魔法7 | 恵みの祝福 | 魔法8 | (防護系祈祷枠) |
| 魔法9 | 黄金樹に誓って | 魔法10 | 火の癒しよ |
割といつものセットだが、光輪の採用は流紋のついでに採用。とにかく燃費と射程がイカレており、大弓アロレなどででねちねち狙ってくるタイプの侵入者には圧倒的なメタとなる。これをポイポイしている内に鉤指やホストが突っ込んで制圧するのが定石だ。威力も無視できない程度にはある。ダクソ3の産廃ぶりを引きずっている人は一度大ルーンなどで知力ブーストして使ってみるといいだろう。
毒および猛毒の有用性
エルデンリングにおいては、腐敗に比べると毒や猛毒は「弱い」という声が多いように感じる。さもありなん、圧倒的な腐敗パワーの前にはどんな毒もかすんで見えるのも仕方ない。しかし完全に無視できるほど弱いのかといえば、案外とそうでもないことが検証でわかっている。
| 使用したアイテム | 検証エネミー | ダメージ |
| 毒の噴霧 | ストームヴィル城のトロル | 約700 |
| ストームヴィル城のトロル:2週目 | 約900 | |
| ラダーン | 約1250 | |
| ラダーン:2週目 | 約1450 |
上記の表は同じ毒でのダメージが周回プレイでどう伸びるかを示したもの。見ての通り、2週目でダメージが上がっている。つまり毒は割合ダメージである可能性が高いのだ。
| 毒の付与手段 | 検証エネミー | ダメージ |
| 毒の打刀 | 90s | 約800 |
| 毒蛇の牙 | 30s | 約800 |
| 毒の毒蛇の牙 | 90s | 約1600 |
| 毒の噴霧 | 30s | 約700 |
| 毒の霧(霧のみ) | 40s | 約450 |
| 毒手 | 30s | 約500 |
| (参考)腐敗壺 | 90s | 約2000 |
続いて上記の表。検証エネミーはストームヴィルのトロル。毒のダメージと持続時間は、その発症方法によってかなりばらつきがあるのがわかる。なお複数の手段で毒を蓄積した場合、「発症時の蓄積手段」によってダメージと時間が決まる。
毒そのもののダメージで言えば、毒派生した毒蛇の牙が最強だ。総ダメージは腐敗壺に迫るものであり、毒と腐敗は重ねがけできるため非常に強力であることがわかる。これはこれでビルドが組めそう……というかステータスはこのビルドのまんまでいいが、「毒蛾は二度舞う」や腐敗眷属の歓喜との相性はあまりよろしくないことに注意が必要。単純に解除するのが勿体ないし、毒の効果時間も長いので腐敗眷属もあまり発動しない。
「毒蛾は二度舞う」は産廃か?
実際に使ってみるとわかるが全然そんなことはない。強靭無い、リーチは微妙、素の威力も低いと扱いづらい面ばかりが取りざたされるが、毒の発症中に当てさえすれば敵の最大HP依存の大ダメージを与えられる点は間違いなく強い。軽く検証したところ、ボス戦での割合は「毒花は二度刺す」と同じ5%だと思う。
毒花との最大の違いは「腐敗を解除せず、毒・猛毒のみを解除する」という点だ。これが唯一にして最大の長所。真価を発揮するのは腐敗と毒をかさね掛けするほど膨大なHPを持つボス。つまりDLCの周回ボスに対して非常に有効。隙の少ないDLCボスに当てるには勇気がいるが、仮に時間内に当たらなかったとて問題は無い。もとより毒は割合ダメージ。解除できないならできないで最低限の仕事はできている。無理に当てようとするよりは武器で殴って様子を見つつ、「当てられる隙が生まれたら当てる」程度の認識で問題ない。
これまで褒めちぎってきたが、この戦技の難点は「対人戦では無力」ということだ。こんな技に当たってくれるプレイヤーはいないし、そもそも毒は苔モシャで終わりがちだ。二度舞うは軽量武器にのみ装着可能な戦技だが、できるならば戦技を使わなくても戦えるくらい通常攻撃が強力な武器に付けたいところ。そこで逆手剣、もっといえばR2が投擲になっている流紋の円刃にセットしている。本ビルドが技量メインになったのは好みの問題もあるが、最終的には軽量武器の選択によるものだ。
対人において
基本的な立ち回りは血毒グレソとそう変わりはないが、あちらほどゴリ押しの効く火力ではない。単純にツヴァイヘンダーとグレートソードの基礎火力の差。こればかりはビルドを変えても埋まりはしない。
そこで重要になるのがサブ武器、特に祈祷の使いどころだ。狂い火やグラングの岩といった定番祈祷のほか、流紋のついでに光輪を採用しているので活用する。このビルドは毒霧の向こうから狂い火をネチネチ飛ばすのが基本戦術。侵入者に「最悪に鬱陶しいなコイツ」と思わせたら勝ちだ。トドメは狩人様に任せよう。もちろん歓喜バフの効果中はガン詰めも有効だ。緩急織り交ぜた戦闘で翻弄しよう。
出血が効かないボスはどうするの
エルデンリングと向き合ううえで避けては通れない問題。それがエルけもをはじめとした状態異常無効ボス。こればかりは分が悪いがまったく手が無いわけではない。DLC祈祷「蟲糸の槍」だ。はい解散。
……というのは半分冗談として、技神ビルドには少ないながらもユニーク武器が存在する。例えばエオヒドの宝剣であったり、血のヘリケーであったり。これらは純粋にステータスがかみ合っているので火力が高くなりやすい。タリスマンを歓喜二種から連撃二種に変えるだけで換装も完了するため、さほどの手間はかからない。
また大刀やフランベルジュはもともと神秘派生で使う武器であるため、祝福で派生を変える手間がいらない。戦技「連続突き」で突いていれば自然と火力は出せている。鉤指活動で不意に呼ばれたとしてもさほどの問題はないはずだ。
総評・このビルド強いの?
強い。私がいままで組んできたビルドの中で、ボス攻略に限って言えば間違いなく最強の部類だ。汎用性では神秘80出血曲剣二刀流にはさすがに負けるかもしれないが、マルチ攻略であれば上回るシチュエーションすらもありうるだろうと思っている。
また拡張性もそう悪くは無い。ステータスは一般的な技神ビルドの枠に収まっているため、好きな武器を血派生して遊ぶのには困らない。デフォで出血が付いている武器しか扱えない純神秘マンにはこの点で勝っている。ただ血派生の攻撃力上昇は晩成型で、相当な高レベルでないと神秘派生ほどの破壊力は得られない点には注意。出血が効かないボスはさすがに純神秘マンの方が戦いやすいはずだ。
コメント
最新の15件を表示しています。 コメントページを参照
当ゲームタイトルの権利表記
©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©2025 FromSoftware, Inc.
「記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。」