ビルド/高強靭純魔のすすめ のバックアップ(No.40)
最終更新:
更新情報 |
更新日 | 2022-07-18 (月) 13:37:50 |
投稿日 | 2022-07-17 (日) 20:01:24 |
ビルド概要 |
カテゴリ | 魔術系 |
説明 | 純魔の近接の弱さを完全に克服した、全レンジで高火力を叩きつける対人魔術ビルドの構築理論。1500戦中勝率85%ほど。各種検証データあり。 |
評価 | いいね! 43 |
ステータス
素性 | 星見 | LV | 150 |
生命力 | 55 | 精神力 | 30 |
持久力 | 26 | 筋力 | 10 |
技量 | 12(初期値) | 知力 | 80 |
信仰 | 7(初期値) | 神秘 | 9(初期値) |
武器
右手1 | ショートソード | 左手1 | アズールの輝石杖 |
右手2 | 祝祭の手鎌 | 左手2 | 狂い火の聖印 |
右手3 | | 左手3 | |
防具
兜 | 宿将の兜 | 胴鎧 | 大山羊の鎧 |
手甲 | 流刑兵の手甲 | 足甲 | 宿将の足甲 |
タリスマン1 | 秘琥珀のメダリオン+2 | タリスマン2 | ラダゴンの肖像 |
タリスマン3 | 大山羊のタリスマン | タリスマン4 | 大壺の武具塊 |
戦技
戦技1 | 輝石のつぶて | 戦技2 | 我慢 |
戦技3 | | 戦技4 | |
戦技5 | | 戦技6 | |
魔法
魔法1 | カーリアの速剣 | 魔法2 | カーリアの貫き |
魔法3 | 魔術の輝剣 | 魔法4 | 夜のつぶて |
魔法5 | 魔術の地 | 魔法6 | カーリアの円陣 |
魔法7 | 流星群 | 魔法8 | 永遠の暗黒 |
魔法9 | 回帰性原理 | 魔法10 | ハイマの大槌 |
ビルドの運用・解説
このビルドでタイマン対人を1500戦ほどやってみて、最近ではトータルの勝率80~85%程度を安定して達成できるようになってきた。
自分で当ビルドのツボも理解してきたため、高強靭純魔ビルドの構築論を記載する。
意見や質問などあれば気軽にコメント欄に書き込んで頂けると嬉しい。
このビルドの売りは以下の通り。
●生命・持久にがっつりステ振りする事で、重装備による高強靭・高カット率・高HPを実現。純魔の泣き所として一般的に言われる近接の弱さを完全に克服し、並の近接ビルドを凌ぐ打たれ強さを持つ。
●近距離・中距離・遠距離のいかなるレンジでも、多彩な攻撃手段で攻め続けられる。魔術の地と合わせた高火力を実現。
●高強靭を生かした戦技「輝石のつぶて」による一撃必殺。
●アズールの輝石杖とラダゴンの肖像を装備することで、近距離魔術を最速詠唱で叩き込む。
●様々な魔術を採用する事で、相手のビルドや戦法に対し柔軟に対応できる汎用性の高さを持つ。
このページでは主に自分用の備忘録としてビルドの構築論を記載しておくが、本ビルドに関係する自分で検証した各種データも載せておく。
武器選択の根拠
- ショートソード
当ビルドでは後述する戦技「輝石のつぶて」を撃つための触媒として、直剣であるショートソードを採用している。
「そんなマイナーな武器を何故……」と思われるかもしれないが、これにはちゃんとした理由がある。
詳細は長くなるので当記事のデータ一覧に乗っているデータを見て欲しいが、簡単に言うとショートソードは星見が持てる範囲の筋力・技量要求、かつステを圧迫しない軽量さで、戦技輝石のつぶてを最も高火力で撃てる武器なのだ。
普段の戦闘では役割がカーリアの速剣と被っているため通常攻撃モーションを使う事はないが、何気に振りが早いため戦技つぶてを当てた後に稀にワンパンし損ねた相手に対し、脳死R1ブンブンの追撃がとどめとして刺さる事が結構あるので馬鹿にできない。
隠れた利点として槍、斧槍、重刺剣などの長尺武器と比較して武器が短く見づらいため、後ろを向きながら敵をロックして振り返りつつ戦技つぶてを放つテクニックを使う際、武器が自分の後ろ姿に隠れて目立たないため気づかれにくいというメリットがある。
- 祝祭の手鎌
星見の筋力・技量初期値で持て、重量1.5と全近接武器最軽量。戦灰付け替え対応で、攻撃にガード貫通効果を持つという非常に優秀な短剣。
これを使うのは主に盾持ち相手。特に指紋石の盾をはじめとする盾チクマンへの対策としてはこれがなければ始まらない。
この武器をはじめとしてショーテル、卑兵のショーテルなどの盾貫通武器には、通常攻撃モーションだけでなくセットした戦灰による戦技にも同様に盾貫通効果が乗るという仕様がある。そのため私はこの武器を戦技「輝石のつぶて」と戦技「輝剣の円陣」をセットした2本を裏に用意し、相手が盾持ちだと分かったらすぐに入れ替えている。
一生ガード盾チクだけしてくる脳死マンには相手の武器が届かない範囲から戦技つぶてで効率的にダメージを与えられるし、この武器で発生させた輝剣の円陣にももちろん盾貫通効果は乗るため、常に輝剣の円陣を展開しておくだけで通常の盾持ち相手にも効果的に立ち回る事ができる。
最大の問題はこの武器のドロップ率の尋常ではない低さ。風車村ドミヌラにいる青フードを被った踊り子からしかドロップしないため、マラソンには根気が伴う。
祝福「風車村」から坂を上ると広場の中心付近に2体の青フードがいるため、星砕きの大剣の専用戦技「星呼び」で吸い寄せながら駆除しよう。神の遺剣の黄金波でもいいが、端から撃たないといけないのと、たまに攻撃をすり抜けて生存する個体がいる点、攻撃を食らった踊り子がギャグ漫画のリアクションみたいな吹っ飛び方をするため、ドロップ品を集めるのに広範囲を走り回らなければならない点などを鑑みて、個人的には星砕きの大剣をお勧めする。ラダーン討伐の追憶で手に入るので、神の遺剣より入手時期が早いのもメリット。
運が良ければすぐ落ちる人もいるようだが、私は結構時間がかかってしまった。アニメでも見ながらのんびり作業するのをおすすめする。雫の幼生で生まれ直して神秘99、銀のスカラベで発見力をブーストするのを忘れずに。
- アズールの輝石杖
持つだけで技量換算40レベル相当の詠唱速度上昇効果を得る。ラダゴンの肖像と合わせて最速詠唱を実現するためこれを装備。後述するがカーリアの貫きとハイマの大槌は、最速詠唱で撃つことで別次元の使い勝手を発揮。
他の選択肢としてはFP消費増加のデメリットが無いカーリアの王笏と、消費FPが1.5倍になる代わりに魔法威力13~17%上昇(データ一覧にて後述)するルーサットの輝石杖があるが、いずれも最速詠唱のメリットを手放してまで採用する理由はない。
- 狂い火の聖印
回帰性原理を使うための触媒。重量0なので入れても損はない。
ただ回帰性原理自体そこまで使う機会はないので、記憶スロットから外すようなら無くていい。
装備選択の根拠
【頭】宿将の兜
【胸】大山羊の鎧
【腕】流刑兵の手甲
【脚】宿将の足甲
以上の装備に大山羊のタリスマンを装備する事で、強靭値112を達成できる。
強靭の説明に関しては当Wikiの記事が詳しいので参照してほしいが、簡単に言うと強靭が高ければ相手の攻撃を受けても一定の範囲で怯むことなく耐え、こちらの行動を通す事ができるようになる。
一般的に純魔というと遠距離から魔術を使って攻撃するイメージがあるため強靭は必要ないように思うかもしれないが、このビルドではそういった純魔の近接における打たれ弱さを完全に克服し、またこちらの超火力戦技「輝石のつぶて」や、優秀な近距離魔術であるカーリアの速剣、カーリアの貫きなどを安定して相手に押し付けるため、高強靭の確保は非常に重要。
強靭103止めでもいいのではと思われるかもしれないが、それだと強敵となる重刺剣のダッシュR2(強靭削り110)を耐えられないため、112確保はマスト。
また高強靭確保のメリットとして、必然的に各カット率を上げられる点がある。これにより防御力も上がるため、高HPと相まって更なる打たれ強さを実現できる。
- 「女王の月冠」装備型について
【頭】女王の月冠
【胸】大山羊の鎧
【腕】宿将の手甲
【脚】大山羊の足甲
別の装備選択肢として、上記の装備に大山羊のタリスマンを装備しても強靭112が達成できる。
全体の装備重量は上がるが、女王の月冠は装備すると知力+3の付帯効果があるため、こちらの装備も優秀。
私は見た目があまり好みでないためこちらの装備パターンは使っていないが、十分選択肢に入る。詳細はデータ一覧にて後述。
タリスマン選択の根拠
- 大山羊のタリスマン
必須枠その①。
強靭112を達成するためにはこのタリスマンが必要不可欠なので、必ず装備。
- 大壺の武具塊
必須枠その②。
装備する事によるステータス圧縮効果があまりにも大きい。これを外すなんてとんでもない。
レベル換算で10~13程度の圧縮が可能。これの代わりにここまでステータスを圧縮できるタリスマンは他にない。
- ラダゴンの肖像
必須枠その③。
技量換算で30レベル相当の詠唱速度上昇効果を得る。アズールの輝石杖と合わせて詠唱速度上昇効果がカンストするため必須。
特にカーリアの速剣、カーリアの貫き、ハイマの大槌は詠唱速度最速達成によって一気に化けるため、アズールの輝石杖のみとは目に見えて使い勝手が変わる。
詠唱時間の短縮は、詠唱中の隙に相手の攻撃を差し込まれるリスクの低減にも役立つ。
- 自由枠
お好みで。私はHPを増強するため緋琥珀のメダリオン+2を採用している。何気に重量も0.3と軽いためレベルの圧縮ができる。
他の候補としては魔術の威力を8%アップする魔術師塊のタリスマン、タメ攻撃を15%強化するゴッドフレイの肖像、HPとスタミナと装備重量上限を上げられる黄金樹の恩寵+2などが挙げられる。
使用戦技について
- 戦技「輝石のつぶて」
言わずと知れた魔術師最強の秘密兵器。
知力に80振ったビルドであれば、「当たればワンパン」を実現する狂った火力を叩き出す。こいつを安定して当てるためにわざわざ強靭112を達成していると言っても過言ではない。
発生が遅く、歩きながらの使用ができないため当てるには中々コツが要るが、逆に言うと当てさえすればどんな状況からでも一撃必殺が狙えるポテンシャルを持つ。
基本的にこちらから能動的に撃って当てるのは難しいため、相手の行動を読み、相手の攻撃モーションに対しカウンター気味に当てていくことになる。
特に相手の武器の強靭削りが111以下であれば、こちらの盛った強靭で耐えつつ即死級火力のこいつを強引に叩きつけることができる。
脳死ダッシュL1しかしてこない曲剣二刀流、槍二刀流などは特にカモ。相手がロリ攻撃を擦ってくる癖があるようなら、次の行動を読みつつ戦技つぶてを「先に置く」イメージで撃つと刺さりやすい。モーションの長い水鳥乱舞なんかは格好の餌食。
また、つぶて部分の異常な強靭削りの高さによって、当てさえすれば相手の殆どの攻撃を一方的にキャンセルして派生の突きに繋げられるのも強み。
ただし巨人狩りなど一部戦技中に強靭補正がつくものはつぶてを当てても止められないものもあるため、過信は禁物。
強引だが、戦技つぶて→派生突きを外した後、脳死でもう一度戦技つぶてを擦るのも相手によっては結構刺さったりする。
「相手が攻撃を外す→こちらの攻撃ターン」と思って振ってくる相手に対し、隙が大きい戦技つぶてをまさか二連続はないだろう……という相手の裏をかいてブチ当てる事ができる。攻めっ気が強い相手に対しては、騙されたと思って一度試してみて欲しい。
ちなみに当方の検証によると、戦技ボタンを入力してからつぶてが射出され、密着した相手に当たるまでに必要な時間は38フレーム。
ワンパン戦技として比較されるエオヒドの剣舞は32Fだったので発生はエオヒドの方が早いが、こちらはリーチ、強靭削り、安定性、汎用戦灰である点、タリスマンに頼らなくても高火力が出せる点などで有利。
- 戦技「我慢」
カット率と強靭を上げてリスクを減らしながら速剣を使えるかな……と思って現在練習中。サブのダガーに仕込んでる。進展あったら追記します。
使用魔術・祈祷について
- カーリアの速剣
魔術師の近距離における心臓その①。
最速詠唱状態で撃てば、短剣並みの振りの速さと相まって狂ったDPSを叩き出す。あまり無いが、相手が足を止めてインファイトしてくるようなら盛った強靭と鬼DPSで膾斬りにできる。
強靭削りは無いため、相手が余程の軽装でない限り常に反撃を食らうリスクはある。基本的な使い方は逃げる相手に対しダッシュ斬りで1発当て、即離脱するようなヒットアンドアウェイが確実。
また、同じシチュエーションでは後述するカーリアの貫きと組み合わせる事で、こちらの詠唱を見てから逃げる方向にローリングする相手に対して択を迫ることができる。
- カーリアの貫き
魔術師の近距離における心臓その②。
詠唱速度向上による変化を最も大きく受ける魔術。最速詠唱での貫きは別物と言ってもいい使い勝手を誇る。
速剣より火力・強靭削りが高いが、後隙が大きいため前ロリで潜り抜けて接近してくる相手には弱い。前方向に長大なリーチを生かし、後ろに逃げようとする相手を狩るように使おう。
また、タメ使用と非タメ使用を使い分ける事で、単独でディレイをかけて相手を揺さぶる事ができるのも大きなメリット。最速撃ちを何度か見せておいた後、ぶっぱ気味にタメ撃ちを使うと、ローリングで潜り抜けて距離を詰めようとしてくる相手に刺さる事がある。これも騙されたと思って一回試してみて欲しい。
- 魔術の輝剣
出し得魔術その①。
遠距離での攻撃は流星群に任せるとして、こちらは短い詠唱時間を生かして中距離~近距離でこちらの行動のサポート用に使う。
角度を変えて何発かセットしておくと、入り乱れる近距離での立ち回りで優位に立てる。相手はこちらと戦いつつ飛んでくる輝剣を交わす事も考えなければならないため、発動しておくだけで安直にアドバンテージが得られるのが利点。
たまに存在を忘れた相手に当たって400ダメージとか入ることがあるのが嬉しい。記憶スロットの前の方にセットして、相手と中ぐらいの距離が離れたら積極的に使って行こう。
- 夜のつぶて
主に相手の攻撃を後ろジャンプでかわしながら、差し込むように撃つ。
横ダッシュする相手には当たらないためカーリアの円陣発動中とは相性は悪いが、追ってくる相手から後ろに下がりつつ引き撃ちする事でアドバンテージを得られる。
速つぶてでない理由は、ある程度FPを潤沢に振っているので消費FP増加が気になりにくいのと、魔術師同士のミラーマッチになり相手が永遠の暗黒を設置してきたときの対策を兼用できる点、時間帯が夜だと特につぶてが見えにくい点などを考慮に入れて選択した。消費FPが気になるならお好みで速つぶてでも問題ない。
- 魔術の地
あまり使っている人を見かけないが、魔術師にとって重要なエンジン。
地面に魔法陣を展開し、その上で撃った魔術、戦技、攻撃の魔法威力を35%アップする。基本的にはこの陣の上で戦う事を心掛け、バフがかかった状態を維持しよう。
開幕はまずこの魔術の地を展開し、相手が近づいてこないようならカーリアの円陣→流星群で固定砲台モードに入る。ただし重刺剣や斧槍はダッシュ攻撃が優秀であるため、どこまで展開するかは相手の動きと接近具合をよく見ながら行おう。
- カーリアの円陣
出し得魔術その②。
これを出すと相手は横にダッシュしながら発射させて処理しようとする人が多い。つまり相手がこちらに距離を詰めてくるまでに時間がかかるという事なので、流星群で一方的にアドバンテージを取るチャンスが生まれる。
それ以外にも完全にこちらの手を離れて自動でダメージを与えるチャンスを作ってくれるので、基本的には無くなったら次を展開する、くらいに考えていてもいい。
ちなみに似た魔術として輝剣の円陣、巨剣陣があるが、カーリアの円陣を選んだ理由は消費FPと威力のコスパの良さ、輝剣が9本展開されるため、こちらの体の向き次第で右側が射出されても左側はまだ待機しているなど、色々な使い方がしやすい点。
巨剣陣は消費FPが大きく、詠唱時間が長いため、相手との距離をより離していないと攻撃を差し込まれるリスクがあるため不採用。
なお、一発当たりの威力などのデータは後述。
- 流星群
魔術師が誇る優秀な遠距離攻撃手段。
誘導性が非常に高く、かわし方を知らない相手であれば魔術の地の上から一方的にこれを撃っているだけで勝ってしまう事もある。
特に魔術の地によるブーストと合わさって、フルヒットすれば相手の体力を半分近く削ることもできる。
魔術師は距離を取ってナンボなので、相手と大きく距離が離れたらすかさず撃つように心がけよう。
タメ使用で威力が15%ほど上昇するが、相手との距離がそこまで大きく離れていない状態であれば、隙を少なくするため最速撃ちで構わない。大きく距離が空いており、攻撃を差し込まれるリスクが少ない時のみタメ使用を使うといい。
- 永遠の暗黒
対魔術師ミラーマッチ用の対策。相手が杖を持っているならとりあえず先に撃って様子を見ておくといい。
夜のつぶて、夜の彗星、輝石のアークなどの一部魔術、雷の槍などの一部祈祷は吸い込んでくれないため、過信せず相手の動きをよく見ながら戦おう。
- 回帰性原理
黄金の魔力防護対策……になるかと思ったけど、発動時間が長いのでその間に攻撃を差し込まれること多数。現状あまり使えていないので外すかも。
これの主な使用用途は挨拶する前に悠長にバフをかけまくったり、こちらが闘士として召喚されたと同時に既にバフを掛け終わっている無粋な輩に対処するために持ち込んでいる面が大きい。まぁ指切りしてもいいのだけど、せっかく高い知力が無いと使えないこの祈祷を使わないのもなんか勿体ない気がして入れている。
ちなみにジェスチャー「落ち着け」をした後これを使ってバフを剥がすと、怒り狂って途中で攻撃してくる海外プレーヤー多数。自分は一方的にバフをかけておきながら、一体何が彼らをそこまでピキらせるのか。
- ハイマの大槌
強靭を112まで盛っているとは言え、それでも耐えられない武器はある。具体的には特大剣、特大武器。および大剣、大槍、大曲剣、大斧の二刀流。
ハイマの大槌はハンマーを召喚してから叩き付けるまでの間に強靭補正が得られるため、上記の「強靭削りが高いが、振りが遅い武器」に対して相打ち上等の被せ気味に放つことで、一方的に怯ませられる事を避けながらダメージ交換に持ち込める。
元々の火力が高い上に、魔術の地の上で撃てば相当な威力になるため、上記の武器と相打ちになってもダメージ交換で有利に立てる。
ただし王騎士の決意や二刀流バッタに対しては流石にダメージ交換で勝てるか分からないため、その場合は別の方法で慎重に立ち回ろう。
こちらの強靭を越えてこない武器に対しては発生の遅さ、前方範囲のリーチの短さなどで使いにくいため、スロットの最後にセットしておく。
また、ハイマの大槌は当てると強制ダウンの効果があるため、記憶スロットを2つ送ってカーリアの貫きを最大溜めですかさず撃つと、大槌を食らってパニックを引き起こしとにかく後ろロリで距離を取ろうとする相手に追撃が刺さる。
何気に平面方向の銃口補正が非常に優れているという無視できない美点がある。こちらを追い越すようにジャンプしてきた相手に対して発動しても、ハンマーを振り下ろす一瞬の間に180°急速旋回し、ロックオンした相手を正確に捕捉しながら攻撃を叩き込める。その特性上強靭補正も相まって、相手のジャンプ攻撃に対して後出し気味に撃つのが強い。
その他おすすめ武器、戦技、魔術
- 戦技「嵐脚」
当てれば速剣が1発チェインする。最速詠唱でも速剣二発は最速ロリされると当たらない。
正直これ当てるなら戦技つぶて当てたほうがリターン大きいのでは……とも思うが、近接での攻め手のバリエーションを重量1.5の短剣に付けたこいつで増やせるのはメリットでもある。
相手が強靭を101以上持っていると嵐脚を当てただけでは怯まないので、誰にでも使える訳ではない。
- 戦技「輝剣の円陣」
カーリアの円陣と似た戦技。こちらの方が消費FPが圧倒的に少なく、その上強靭削りも巨剣陣より高いという高性能っぷり。
その代償として詠唱は魔術版輝剣の円陣、カーリアの円陣、巨剣陣と比較して最も遅いが、輝剣発生後にR2を入力する事で追加の突きを繰り出すことができる。あまり知られていない仕様なので、こちらの詠唱を見てチャンスと思い攻めてきた相手に予想外の一撃を当てる事もできる。その場合召喚した輝剣がチェイン気味に当たるため、威力もかなりのもの。
変則的な使い方として、魔術版の輝剣の円陣を見せておいて、敢えて相手の近くでこいつを発動するという手がある。強靭を盛っていれば相手の攻撃を耐えつつ、不意打ち気味に派生突きを当てるチャンスが生まれる。
戦技つぶてでも同様だが、発動時に振った武器を持つ手が腰の少し下あたりに降りてくるまでの間、派生突きのディレイをかけられることも覚えておこう。特に槍、斧槍、重刺剣などの長尺武器でこのテクニックを使うと、相手の意表をついて突きを食らわせられる事がある。
前述したが、祝祭の手鎌にこれを付けると召喚した輝剣にも盾貫通効果が乗るため、盾持ち相手の対策としても優秀。
- 戦技「猟犬のステップ」、戦技「クイックステップ」
名実共にぶっ壊れであると同時に対人褪せ人から忌み嫌われる最強戦技。個人的には信条として縛っている。
こちらを使うのは主に攻略でのボス戦。ボス戦では主に燃費とDPSに優れるカーリアの速剣を主軸に戦っているため、空いた手にはカーリアの輝石杖を持ち威力にバフを掛けるのが望ましいが、相手の攻撃を避けるのが苦手な方は短剣にこれを付けて使うと攻略がぐっと楽になる。
- 戦技「黄金樹に誓って」、戦技「聖律共有」
共に自分に45秒間のバフを掛ける。こちらも主に攻略での使用となる。
私は対人ではバフをかけない派なので使わないが、相手に合わせて自分もバフを掛けたい人は持っておくといいかも。
- 大型ナイフ、ダガー
筋力・技量が星見の初期値で持て、重量1.5と近接武器最軽量。
上記のサポート用戦技の触媒として使える。お使いの素性によってはダガーの方が適する場合もあるだろう。両者に性能差はほぼ無いのでお好みで。
個人的にはダガーとショートソードは武器スロットでの見た目がメチャクチャ似ているので、とっさにどっちがどっちか分からなくなるのが嫌で大型ナイフを握っている。
逆に実際に握った際の姿も武器の長さ以外では見分けがつけづらいくらい似ているので、相手を視覚的に惑わしたい方はあえてダガーでもいいかも。
ダガーは一周につき一本限りだが、円卓にいる双子の老婆から購入できる。他ドロップでも手に入る。
大型ナイフは祝福「職人のボロ屋」前などにいる獣人からドロップする。
- 聖句の木盾
パリィ用小盾。主に大盾を使ったガン盾チクマンへの回答装備。
重量1.5で持てる盾ならなんでもいいが、物理カットとガード値が一番高く、星見の初期装備だったのでこれを使っている。デザインなどの好みで決めてもいいと思う。
普段ショートソード(重量3.0)と大型ナイフ(重量1.5)を持っている所を、輝石のつぶて付き祝祭の手鎌(重量1.5)、輝剣の円陣付き祝祭の手鎌(重量1.5)、パリィ付き聖句の木盾(重量1.5)に切り替えると、中ロリ圏内を維持したまま盾チク対策用装備に入れ替えられる。そのためインベントリに仕込んでおくのをお勧めする。
私はパリィが苦手なため入れていないが、得意な人は杖を持つ左手の裏に仕込んでおけば更に対応力を増やせるだろう。
戦技は黄金パリィかカーリアの返報、お好きなもので構わない。相手の魔術や祈祷に対しては永遠の暗黒で対応すると決めていれば、リーチが長い黄金パリィでもいいかも。
- 創世雨
一時期採用していた。
発動した後魔術の雲を上空に滞留させ、3秒後にダメージ判定を持つ雨を降らせる魔術。雨の持続時間は最速撃ちで約5秒、タメ使用で約6秒。
主に相手の接近拒否の為、中距離から近づこうとしている相手の牽制に使う。これ単体でダメージを与える事を期待するのではなく、相手を接近させずに流星群を一方的に撃ちこむ時間を確保するために使用する。
伝説の魔術であるため消費スロットを2つ要求し、その点が重く感じてしまったので今は外しているが、遠距離攻撃手段を持たない相手に対しては非常に有力であることに変わりはない。
魔術の地、カーリアの円陣、創世雨、流星群と消費が大きい上級遠距離魔術のオンパレードになるためFP負担が大きくなるが、より遠距離メインで立ち回りたいなら十分採用候補に入る。
- 渦巻くつぶて
現在検証中。セレン師匠のイベントを完遂する事で手に入る魔術。
弾速は遅いが誘導性が非常に高く、インファイトで使用する事で相手に回避のローリングを強制し、その隙を速剣や貫きでロリ狩りする戦法が取れないか調べている。
攻略では魔術師が誇る大型ボス特攻魔術となる。当たり判定が一回で終わらず消滅するまで連続発生するため、大型の敵に使うと相手の体内をガリガリ削りながらいいダメージを与えてくれる。各地のドラゴン、火の巨人、エルデの獣などに対して有力。
- アデューラの月の剣
現在検証中。ラニイベント最終盤で手に入る魔術。
最速詠唱速度確保で使い勝手が大きく改善される魔術の一つ。魔力で形成した冷気属性を持つ特大剣を振りぬき、刃からそこそこの射程距離を持つ斬撃波を飛ばす。
中距離でのにらみ合いで何も考えずに撃つと前ロリで距離を詰められるだけで終わるため、後ろに逃げる相手に対し斬撃波部分を当ててロリ狩りをする用途で使うといい。
速剣→貫き、速剣→月の剣とロリ狩りでの択を増やせないかと現在試している。消費FPが結構重めなので注意。
データ一覧・検証結果
ここでは私が検証によって得たデータを記載する。自分なりにアレンジする際の参考にして頂けると嬉しい。
- 武器による戦技「輝石のつぶて」の威力差
武器選択でショートソードを選択した理由でも軽く触れたが、ここでは各武器に戦灰「輝石のつぶて」をセットした状態で条件を揃え、どの武器がどれだけ威力が出るかを検証した。
まず前提として私はこのビルドを最適化して組むために素性星見で別データを作ったが、今お使いの素性の筋力・技量に合わせて自分なりに武器を選択して頂ければと思う。
以下の検証は、「結びの司祭、ミリエル」の甲羅部分につぶてと派生の突きを両方当てた際のダメージ。知力は80、筋力と技量はその武器が持てるだけの値。検証では全てタリスマン「アレキサンダーの破片」を装備した時のダメージを記載している。
この検証を行った当時はアレキサンダーの破片を装備していたが、現在では外している(魔術の地の上で撃てばタリスマン無しでも即死級のダメージが出せるため)。アレキサンダーの破片は当然つぶて部分と派生の突き部分に同倍率で乗るため、ここでは武器毎のダメージ差を掴んで頂ければと思う。
なお、以下の武器は全て最大強化(+25。ラズリの輝石剣は喪色強化なので+10)させ、魔力派生させている。魔術の地や他のタリスマン等によるバフは乗っていない。
また、カテゴリ内においてあまりにも星見の筋力・技量初期値から大きく要求値がかけ離れた武器、重量が重い武器は今回除外している。
短剣
武器 | ダメージ | 要求筋力 | 要求技量 | 重量 |
慈悲の短剣 | 3392 | 7 | 12 | 2.0 |
祝祭の手鎌 | 3529 | 6 | 11 | 1.5 |
血汚れた短刀 | 3592 | 9 | 12 | 2.0 |
ダガー | 3595 | 5 | 9 | 1.5 |
パリングダガー | 3595 | 5 | 14 | 1.5 |
大型ナイフ | 3596 | 6 | 12 | 1.5 |
脇差 | 3600 | 9 | 13 | 3.0 |
直剣
武器 | ダメージ | 要求筋力 | 要求技量 | 重量 |
ラズリの輝石剣 | 3480 | 8 | 9 | 3.5 |
杖剣 | 3575 | 8 | 11 | 2.5 |
古びた直剣 | 3698 | 7 | 10 | 3.0 |
君主軍の直剣 | 3778 | 10 | 10 | 3.5 |
ショートソード | 3823 | 8 | 10 | 3.0 |
ブロードソード | 3869 | 10 | 10 | 4.0 |
ロングソード | 3886 | 10 | 10 | 3.5 |
刺剣
武器 | ダメージ | 要求筋力 | 要求技量 | 重量 |
レイピア | 3649 | 7 | 12 | 2.5 |
エストック | 3731 | 11 | 13 | 4.5 |
貴人のエストック | 3654 | 9 | 10 | 3.5 |
ロジェールの刺剣 | 3865 | 8 | 17 | 3.5 |
貴腐騎士の剣 | 3760 | 11 | 13 | 4.0 |
蟻棘のレイピア | 3777 | 10 | 20 | 3.0 |
槍
武器 | ダメージ | 要求筋力 | 要求技量 | 重量 |
祝祭の肋骨鋤 | 3778 | 8 | 14 | 5.0 |
ショートスピア | 3820 | 10 | 10 | 4.0 |
鉄の槍 | 3853 | 13 | 11 | 4.5 |
パイク | 3889 | 20 | 14 | 7.5 |
泥人の銛 | 4058 | 12 | 10 | 5.5 |
曲剣
武器 | ダメージ | 要求筋力 | 要求技量 | 重量 |
シミター | 3668 | 7 | 13 | 3.0 |
蛇神の曲刀 | 3681 | 13 | 9 | 4.0 |
流水の曲刀 | 3692 | 9 | 17 | 3.0 |
シャムシール | 3759 | 7 | 13 | 3.5 |
獣人の曲刀 | 3762 | 13 | 11 | 4.0 |
蟷螂刀 | 3768 | 10 | 12 | 4.0 |
ファルシオン | 3773 | 9 | 13 | 3.5 |
グロスメッサー | 3787 | 14 | 12 | 4.5 |
死体漁りの曲剣 | 3809 | 9 | 14 | 3.5 |
山賊の湾刀 | 3834 | 11 | 13 | 5.0 |
斧槍
武器 | ダメージ | 要求筋力 | 要求技量 | 重量 |
蟲のグレイブ | 4135 | 13 | 13 | 7.0 |
失地騎士の斧槍 | 4192 | 14 | 12 | 8.0 |
卑兵のショーテル | 4304 | 14 | 16 | 8.0 |
重刺剣
武器 | ダメージ | 要求筋力 | 要求技量 | 重量 |
グレート・エペ | 4072 | 15 | 16 | 6.5 |
神肌縫い | 4086 | 14 | 17 | 7.0 |
参考として、ミリエルの甲羅相手にアレキサンダーの破片を外して魔術の地の上で戦技つぶてを撃つと、ショートソードで4386、祝祭の手鎌で4067のダメージが出る。
相手のカット率にもよるため一概には言えないが、これが対人だと同条件でのショートソード戦技つぶてで大体1920~1950くらい、祝祭の手鎌戦技つぶてで1750~1790くらい削れる。
短剣での戦技つぶてだと相手の体力次第で削りきれない事もあるが、ショートソードでの戦技つぶてであれば殆どの場合はワンパン火力が出せる事になる(生命60振りでHP1900。そこから緋琥珀のメダリオン+2、黄金樹の恩寵+2、大ルーン、聖薬の効果によってのみHP1900を上回るため)。
上記のデータを見て貰えると、ショートソードが要求筋力、要求技量、重量と威力のバランスが非常に優れている事が分かる。
本ビルドでは詠唱速度の最速化を目的としているためアズールの輝石杖を採用し、そのため筋力に10振っているが、もしカーリアの王笏(要求筋力8)を使いたい場合は、ショートソードであれば筋力・技量に一切振らなくても持てるため、更にステータスを圧縮できる。
筋力に10振るならロングソード、ブロードソードもありだが、重量が嵩むため持久を上げなければいけないのと、戦技つぶての威力もショートソードと誤差の範囲内なので、個人的にはショートソードをおすすめする。
- 直剣以外の武器カテゴリを選択する場合
以上は武器の通常攻撃モーションを使用しない前提での、つまり戦技つぶての触媒としての武器選びとしての視点で選んでみたが、それに加えて通常攻撃モーションを使いたいという場合の選び方も記述する。
特に攻撃モーションが優秀なのは斧槍と重刺剣だろう。前者はダッシュR1の発生が早く、踏み込みながら攻撃するためロリ狩り性能が高い。
後者はとにかくダッシュR2の差し込み性能が非常に高い。また両手持ちジャンプR2からR1がチェインする特徴もある。更にどちらも優秀な強靭削りを誇るため、強靭112確保相手でなければ確実に怯ませることができる。
斧槍なら、要求ステータスと重量が軽く負担になりにくい蟲グレイブ、隙の少ない突き通常攻撃モーションを持つ失地騎士の斧槍、盾貫通効果を持つ上非常に優秀な戦技つぶて火力を持つ卑兵のショーテルなど、優秀な武器が揃う。
また、ここではタイマンでの対人ビルドがメインなので詳しくは記述しないが、侵入での戦いでは聖杯瓶による体力回復がアリな以上「一撃で敵HPを削り切る」ことの重要性がタイマンよりも高い。また常に魔術の地の上で戦えるわけでもない。そのような環境下だと卑兵のショーテルの戦技つぶての威力はとても頼りになる。
アレキサンダーの破片を装備すればミリエルの甲羅に対するダメージが4304出るため、多くの場合においてワンパンで相手を殺害する事が可能になる。侵入をメインに考える場合は、指紋石の盾対策になる事を加えても、ショートソードより卑兵のショーテルの方が有用度が高いだろう。
重刺剣は戦技つぶての威力は誤差程度しか変わらないため、お好きな方を選べばよい。グレート・エペの方が重量が0.5軽いのと、広範囲の切り払いR2を持つため、個人的にはグレート・エペがいいかなと思う。
ただ、当然だがこれらの高要求、重量武器を持とうと思うと、それに合わせて他のステータスが圧迫される事には注意すべき。
知力80維持、中ロリと強靭112確保のため持久を維持しようとすると、必然的に体力と精神力にしわ寄せが行く事になる。後でそれぞれの武器を握った場合、体力と精神力を具体的にどれだけ減らす必要があるかのデータも載せる予定。
なお手段を択ばなければ、右手に猟犬のステップを付けた短剣を握って重ロリギリギリまで持久を抑えるという手もあるが……個人的に猟犬のステップは縛っているため、あえて記述しない。
とりあえずここまで記述。今後更にデータや詳しい戦い方など記述します。
意見や質問などあれば気軽にコメント欄まで。
コメント