更新情報 | |
更新日 | 2024-11-03 (日) 19:41:29 |
投稿日 | 2024-10-31 (木) 15:26:59 |
ビルド概要 | |
カテゴリ | 神秘系 |
説明 | 魔術師に続いて神秘系複合ビルドの紹介。一世を風靡した「血毒グレソ」がなぜ強かったのかも解説。 |
評価 | いいね! 5 |
目次 |
当wikiのページは星の数ほどあれど、意外と説明されていないのが筋力or技量と神秘の複合系ビルド。実際、ビルドページにある神秘系は大半が純神秘だ。そこで本ページでは筋神と技神について本腰いれて解説していく。
筋神ビルドにはおおむね3つの系統がある。
「筋寄り」「神寄り」「高レベル筋神」の3つだ。
筋寄りの場合は筋50神40のように筋力に厚く、
神寄りの場合は筋力は武器の要求値ギリギリで、
高レベル筋神は筋60神80のようなモリモリスタイルのステ振りとなっている。
これらにはそれぞれ利点と欠点があり、使える武器が微妙に異なる。
神秘系の複合ビルドがややこしい原因でもあるのだが、
ここで武器チョイスを間違えると脳筋や純神の劣化版となってしまう可能性があるので要注意。
※参考として攻撃力の検証結果を置いておきます。じっくり見たい方はどうぞ
筋50神40のように、筋力に厚く振るタイプがこれ。
メイン武装は血のグレートソードなどの、血派生にした脳筋武器だ。
ここで血派生について軽く解説。
血派生というのは物理火力の下がる派生で、ざっくばらんに言えば20%くらいは攻撃力が下がる。
純粋火力で言えばかなり弱体化している計算だが、それを出血で補っているという形である。
ここでで誰しも考えるであろうことが「脳筋ステで、必要なときだけ血派生にすればよくね?」という疑問だ。
それはある意味では正しい。
血派生武器は、筋神より脳筋の方が攻撃力は高くなる。
ただし神秘に振っていれば出血値が1.2倍になり、
かつ血派生同士で比べれば攻撃力減少は2%程度で済むのがポイントだ。
出血が効く相手ならば脳筋に劣ると感じることはまず無いだろう。
ただし出血が効かない相手への打点の低さはいかんともしがたい。
脳筋であれば重厚派生にするだけで解決するが、
筋神は古隕鉄の大剣やマレー家の執行剣でカバーできる事は覚えておきたい。
というか、これらのユニーク筋神武器を最初から使うというのもビルド構築としては十分にアリだ。
筋寄り筋神ビルドは使える武器が非常に多い。派生可能な武器なら大体は手に取れるだろう。
ただし最適解となる武器はあまり多くないのには注意。
例えば筋神で曲剣を使いたいとなったら山賊の湾刀か獣人の曲刀になるが、
基本的に純神秘ビルドで死体漁りを使った方が攻撃力は高くなり、出血値も微差にとどまる。
「曲剣二刀流しか使わないつもりなら純神秘の方がいい」というわけだ。
同様の理由で大槌や大斧なども後述する神寄り筋信の方が使い勝手はいい。
筋寄り筋神に適しているのは出血値を持つ武器があまり存在せず、かつ負荷の大きな筋力武器。
つまりグレートソードなどの特大剣や、大剣カテゴリ最強格の鉄の大剣などだ。
刺突カウンターを狙えるつるはしなども使える部類だし、
DLC武器ではソードランスなども代表格といえる。
これらの武器を血派生にして使うならば、筋寄り筋神は間違いなく応えてくれるはずだ。
また最適解を気にしないならば、筋神ビルドは周回プレイで飽きがきにくい。
様々な武器を手に取りながら狭間の地を巡れるのは明確なメリットと言えるだろう。
なんといっても物理攻撃力が2割も落ちるというのが最大の欠点だ。
出血が効かないエルデの獣やラダゴンに対してはかなり攻撃力が落ちるし、
何のカバーもしなければ対人戦でも脅威度が下がりかねない。
「苔を食われたら終わり」とならないためにはガンガン攻めていく姿勢が大事。
さらに脳筋が爪痕の聖印で祈祷補正値を確保できているのも差別化が難しい点だ。
筋力80だけで祈祷補正280台に到達できるため、サブウェポンの選択肢はあまり変わっていない。
むしろ脳筋ユニーク武器が使えない分だけ選択肢は減っているとすら言えるだろう。
「最適解を考えちゃダメ」というのも筋寄り筋神ビルドでは大事な精神性だ。
物理威力が2割も下がる血派生グレートソード。
いくら出血するとはいえその影響は小さくないが、
これを腐敗眷属の歓喜と血の君主の歓喜で補うのが血毒グレソだ。
かつてはどちらも20%・20秒であったため、
どちらかのタリスマンが発動すれば血派生のデメリットを完全に踏み倒せていた。
アップデートで血の君主がPVPにおいて弱体化して12%となったが、それでも決まれば強いのは変わらない。
むしろDLCで使えるようになった猛毒の調香瓶のおかげで、
いつでもどこでも腐敗眷属を発動できるようになったのは強化かもしれない。
そして血毒グレソを語るうえで外せないのが特大剣と戦技「毒の霧」との蜜月関係だ。
・特大剣にも関わらず横薙ぎモーションが鈍化しないうえ、威力も強靭削りも結構ある
・毒の蓄積は神秘で補正され、霧に掠っただけでもモリモリ溜まるので強行突破が難しい
・おまけに武器に出血と毒がダブルで付与される
・単発で出血値150の蓄積能力
・そもそも特大剣自体が素殴り能力と単発威力に優れた武器カテゴリ
・運悪く毒と出血のタイミングが重なったら、1.44倍にバフされた攻撃が飛んでくるという恐怖
・白面やキノコを付けていたら、さらに火力は増加している
対戦者は、常にこれらのプレッシャーに耐えて対処する必要がある。
当然、ガン責めモードを許してしまえば蹂躙タイムだ。
慣れたプレイヤーなら一歩引いて処理できるが、対人経験の少ないプレイヤーにはすさまじい圧力となる。
ゆえに、強い。
筋24神66のように、筋力は要求値ギリギリにとどめるステ振りの筋神ビルドも存在する。
メインとなるのは素で出血を持つ武器の神秘派生、それとモーグウィンの聖槍だ。
例えばグレートスターズ。
筋80では攻撃力693に出血55だが、筋22神68の神秘派生なら攻撃力643に出血114となり、
7%ほどの攻撃力低下と引き換えに出血値が元の2倍にまで伸びているため
血派生よりもバランスに優れた派生であることが理解できる。
このように素で出血を持つ筋力武器は神秘派生で使った方が強いのだが、いかんせん数が少ないのがネック。
DLCで増えた血鬼関係の武器も、リーチに難があり使いやすいとは言えない。
総じて飽きが早いのが最大の欠点と言える。
筋60神80のような、超高レベル帯でのみ実現可能な筋神ビルドも存在する。
わざわざこのようなステータスにするのには理由があり、
神秘派生にしても筋力補正がやたら残る武器が存在するのである。
例えば巨人砕き。
筋80での重厚派生攻撃力は869だが、筋60神80の神秘派生なら攻撃力は963にまで伸びる。
何のバフも無しに超火力が実現できるのがこのビルドの長所といえる。
ただし適用される武器は非常に少ない。
確認できている限りでは巨人砕きのほか、歪んだ斧、グレートメイス、積石の槌、司教の大炎槌のみだ。
しかも脳筋武器ならなんでも強化されるわけでもない。
例えばグレートソードの筋80重厚が攻撃力823に対して、筋60神80神秘が攻撃力824。
脳筋から50レベルも上げているのに攻撃力が1しか上がっていないのだ。
これでは、どう考えても信仰に50振って雷の剣あたりを使った方が強くなる。
というか紐エンチャできなくなった分だけ弱体化しているとすら言えるだろう。
よってこのビルドも、使える武器が非常に限られる。
高レベル帯の複合ビルドなのに使える武器が減るのだ。
わけが分からないと思うだろうが、対象武器に限って言えば超火力ではある。
エンチャント以外のバフは有効なので使っていこう。
素性 | 勇者 | LV | 175 |
---|---|---|---|
生命力 | 50 | 精神力 | 23 |
持久力 | 45 | 筋力 | 50 |
技量 | 12 | 知力 | 7 |
信仰 | 27 | 神秘 | 40 |
上記は一般的な血毒グレソ筋神ビルドの一例。より具体的には「筋寄り筋神」。
最適素性は勇者。
血派生の神秘キャップは45と言われるが、正直40でも45でも出血値に大差はない。
上げられるなら上げる程度でいいだろう。
右手1 | 血のグレートソード | 左手1 | 蛇紋章の盾 |
---|---|---|---|
右手2 | 血の歪んだ斧 | 左手2 | 竜贄の印 |
右手3 | 血のセスタス | 左手3 | 毒手 |
典型的な筋寄り筋神の血派生武器構成。
歪んだ斧はこの構成におけるボス戦DPS担当。
振りが早く、出血値も良好で非常に火力が高い一方で対人戦でイマイチ。使い分けていこう。
兜 | キノコの王冠 | 胴鎧 | 自由枠 |
---|---|---|---|
手甲 | 自由枠 | 足甲 | 自由枠 |
タリスマン1 | 大壺の武具魂 | タリスマン2 | 双頭亀のタリスマン |
タリスマン3 | 血の君主の歓喜 | タリスマン4 | 腐敗眷属の歓喜 |
血毒グレソ用の構成。
本当にグレソ一本狙いであるのなら大壺は外してしまってもいいだろう。
もちろんグレソ以外で攻撃系戦技を使うならアレキサンダーをお忘れなく。
キノコの王冠は非常に有用なバフ持ち防具だが、クソほど重いのが欠点。
見た目を妥協できるなら白面でもいいだろう。
戦技1 | 毒の霧 | 戦技2 | 悲痛の叫び |
---|---|---|---|
戦技3 | 我慢 | 戦技4 | カーリアの返報 |
戦技5 | 戦技6 |
毒の霧はもちろん血毒グレソ用。
こればっかり有名ではあるが、別に毒を使わなくても血派生グレソは強かったりする。
腐敗眷属の歓喜と血の君主の歓喜を両方搭載するのはかなり負担が大きいし、
また血毒グレソ戦法自体が今となっては擦られ続けた戦法なので警戒されやすい。
特大剣での殴り合いに自信があるなら、シンプルに悲痛の叫びや王騎士の誓いで物理威力を上げるのもアリ。
魔法1 | 狂い火 | 魔法2 | 火蛇 |
---|---|---|---|
魔法3 | グラングの岩 | 魔法4 | 黄金樹に誓って |
魔法5 | 彼方からの回復 | 魔法6 | 恵みの祝福 |
魔法7 | 黒炎の護り | 魔法8 | (防護系祈祷枠) |
魔法9 | 火よ、力を! | 魔法10 | 火の癒しよ |
竜贄の印の祈祷補正は299。
狂い火や獣の石でそれなりに脅威を与えられる水準となっている。
ただし竜贄印は彼方回復の性能が著しく低下するため、落葉聖印と使い分けする余地はある。
というか彼方回復を使わないのはもはや一種の縛りプレイなので、
侵入プレイでもない限り聖印2種持ちは割とガチ構成だ。
技神ビルドは筋神のように細分化される事はあまり無い。
基本的に技60神40のような技寄りステータスが正義だ*1。
ただし純技や純神との差別化が難しいため、結果として技神向けとなる武器はあまり多くない。
例えば技量武器の代表格、長牙*2を例にとってみよう。
技神ビルドの筋18技60神40では攻撃力504に出血102だ。
一方で筋技最低値で神秘80の場合が攻撃力584に出血85。
純技ではどうかというと、筋18技80で攻撃力598に出血50にエンチャント可能。
信27の血炎エンチャが炎90と出血40なので、エンチャ中は攻撃力640に出血90の計算となる。
……どうだろう。血派生長牙、使えると思うだろうか?
大多数の人は首をかしげるはずだ。
もちろん条件自体は筋神と大差ない。血毒バフで補強することは当然に可能だ。
しかし長牙の素殴りと毒の霧の横薙ぎは、果たしてグレートソードのそれと等価値だろうか……?
というわけで技神に向いた武器というのは
「技量補正が大きく、かつ素の出血を持つ変質可能武器が無い武器カテゴリ」となる。
これに当てはまるのが直剣、刺剣、両刃剣、逆手剣、軽大剣あたりだ。
幸いにして、これらの武器の血派生はどれも強い。
素の攻撃力こそ「それなり」だが、実戦での出血蓄積は全ビルドの中でも最強に近いと言っていい。
素性 | 勇者 | LV | 175 |
---|---|---|---|
生命力 | 50 | 精神力 | 23 |
持久力 | 35 | 筋力 | 17 |
技量 | 55 | 知力 | 7 |
信仰 | 27 | 神秘 | 40 |
右手1 | 血の神肌剥ぎ | 左手1 | 血の戦鷹直剣 |
---|---|---|---|
右手2 | 血のレディソード | 左手2 | 竜贄の印 |
右手3 | 血の戦鷹直剣 | 左手3 |
兜 | 白面 | 胴鎧 | レダの鎧 |
---|---|---|---|
手甲 | 自由枠 | 足甲 | 自由枠 |
タリスマン1 | 双頭亀のタリスマン | タリスマン2 | 血の君主の歓喜 |
タリスマン3 | 両手剣のタリスマン | タリスマン4 | ミリセントの義手 |
上記は神肌剥ぎを主兵装とする技神ビルドの一例。
技神ビルドの血派生両刃剣は対人戦において「脅威」の一言。
二刀流の蓄積値が弱体化された一方で両刃剣はそのままになっているため、
結果として出血狙いの手段としては飛びぬけた存在となっている。
ダッシュ攻撃を強化する鎧やタリスマンが登場したのも追い風。
ただ、この構成は対人戦で非常に強みがある一方、攻略においてはかなりの難点がある。
まず強靭度が低い、防御力も低い、最大スタミナも低い、
おまけに武器の怯ませ力も低いときているので、騎士系や忌み子のような強モブがことさら苦手。
レディソードに回転斬りをセットするなどである程度のカバーは可能だが、
それでもタイミングを失えば失地騎士にすら蹂躙されかねないのは結構ヒヤヒヤする。
また筋神におけるマレー家の執行剣のような、
「神秘を攻撃力に転化する」タイプのユニーク武器に乏しいのもネック。
エルデの獣などに通用するのはエオヒドの宝剣と血のヘリケーくらいだが、
攻撃力に優れているとは言い難いのは否めない。
結局はどういう攻略をするにしても「連撃バフを盛る」以上の事はできないし、
同じようなバフを盛った純技戦士には逆立ちしても叶わない。
「対人戦で出血が効かないプレイヤーはいない」「ボス戦で長引くのは自分の責任」
ともろもろ割り切るしかないだろう。
メイン兵装はもちろん大型武器。
というか大型武器を使わない筋神など筋神ではない。
サブに曲剣などを用意するのはもちろん有効だが、
あくまでも大型武器で出血を狙うのが筋神のアイデンティティ。
メイン武器として有力なのはグレートソードや鉄の大剣、夜騎兵のグレイブなど。
血鬼の腕やモーグウィンの聖槍はもはや対人で強いとは言い難いが、キワモノ枠としては結構強い。
これらの武器を扱うのに必要なのは十分なスタミナだ。
ともかくスタミナを切らさない事は脳筋と同じ。
復唱しよう。双頭亀は神! 双頭亀は神!
神秘ビルド全般に言える事だが、この手の近接ビルドはガン逃げ魔術師がちょっとどころではなく苦手だ。
侵入プレイは経験が少ないのであまり大きなことは言えないが、
ホストや鉤指であるのなら攻め時、退き時はちゃんと見極めよう。
筋神ビルドは出会い頭に強いタイプではなく、殴り合いでこそ真価を発揮する。
魔術師は丁寧に追い込んで狩るのが肝要だ。
なお祈祷については威力こそそれなりだが、肝心の詠唱速度が物凄く低いので微妙だ。
ラダゴンの肖像を積む余裕も無いし、不意打ちや牽制以上の活躍はできないと思った方がいい。
攻撃祈祷はグラングの岩などの遠距離系に限定し、バフ祈祷をフル搭載するのも一考の余地あり。
超遠距離での牽制や嫌がらせはバリスタを使うのがおススメだ。
壺大砲の超弾速でも、ラバスの大砲の誘導性でもいい。
ともかく援護射撃のひとつはできた方がいい。
常時装備しておく必要性は全く無いが、いざという時は迷わずセットできるようにしよう。
こちらのメイン兵装は軽量武器が中心となる。
どの武器を使うにしても腐敗翼剣の徽章やミリセントの義手の連撃バフを一つは積んでおきたい。
血派生武器の物理威力低下を少しでも補うためだ。
さらに脳筋と違うのは、バフの発動条件が非常に緩いこと。
殴っているだけで自然と発動するので立ち回りの自由度は高い。
技神に独特な運用としては「なるべく武器を二本以上持っていた方がいい」ことがあげられる。
例えば神肌剥ぎのDR2は非常に強力だが、さすがにこれを擦るだけで倒せる相手は多くない。
大抵は丁寧に避けられて終わりだ。先にこちらのスタミナが尽きる。
そこで重要となるのが同じ武器での持ち替え。
「王騎士の決意」が乗った神肌剥ぎと「回転斬り」の仕込まれた神肌剥ぎは対処法が異なる。
前者は即死もあり得るため絶対に避けなければというプレッシャーを与える一方、
後者はパリィ狙いに対して強気に出られる。
この差を使わない手は無い。
神肌剥ぎにしてもレディソードにしても、適当なタイミングで武器チェンするのはかなり有効だ。
また詠唱速度がそれなりにあるので、祈祷による絡め手も割と有効だ。
武器はいつでも両手持ちにするのではなく、間合いによっては黄金の大弧などで嫌がらせもしておこう。
祈祷で重要なのは「嫌がらせ」に務めること。
ダメージよりも行動制限能力や吹き飛ばしなどの付帯効果を重視する事がおススメ。
そして重要なのが、「我慢」は必ず仕込む事だ。
直剣二刀流でも猟犬鉤爪でもいいが、我慢でゴリ押しできる装備は必ず仕込む。
軽装戦士と油断した相手を懐に引き込んでズタズタにする戦法は経験上かなり有効。
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