ビルド/安定志向の筋力30技量60ビルド のバックアップ(No.9)
最終更新:
更新情報 |
更新日 | 2024-07-31 (水) 22:26:32 |
投稿日 | 2024-07-21 (日) 20:36:28 |
ビルド概要 |
カテゴリ | 技量系 |
説明 | DLCラスボスのために筋力30で大盾を確保しつつ、出血によってそこそこ火力も出せる技量ビルド。どちらかといえばホスト・鉤指向け |
評価 | いいね! 4 |
はじめに
どうも、心折れた戦士だ。
3周目ミケラダーンが強すぎて、私の腕ではビルド/DLC攻略向け技量マンでソロクリアできなかった。
なので筋力に30振ったのだが、すると色々と捗って結果として鉤指活動でも安定感が増してしまったという経緯で作られたビルドである。
筋力を上げて「竜のタワーシールド」を使用できるようにしてあるが、常用はしていない。基本的にはもっと軽い「蛇紋章の盾」や「君主軍の大盾」で十分だ。
というか本ビルドの持久力37だとサブウェポンの搭載とタワーシールド装備はトレードオフになってしまうので、「宿将ガイウス」などの特定ボスの直前に呼ばれたらサブウェポンをパージして盾変更するスタイルが無難だろう。
ステータス
素性 | 放浪騎士 | LV | 175 |
生命力 | 50 | 精神力 | 22 |
持久力 | 37 | 筋力 | 30 |
技量 | 60 | 知力 | 9 |
信仰 | 36 | 神秘 | 10 |
・筋力30技量60
ガチ勢に怒られそうな微妙ステータスが目を引く。技量80に比べるとあらゆる武器の攻撃力が50くらいは落ちているはずなのだが……。実のところ、「火力が下がった」という感触は薄い。3周目ミケラダーンもソロクリアできているし、鉤指活動での対人戦もそれなりに順調だ。案外、闘技場でもない限りは問題ないのではなかろうか?
・信仰36
落葉の聖印の祈祷補正が230くらいになり、攻撃祈祷が牽制程度には機能するようになるのがこのライン。狂い火の聖印ならば祈祷補正250なので「狂い火」「堪えきれぬ狂い火」が十分に実用的だ。特化ビルドには当然まったく及ばないが、左手に聖印を持つスタイルでも戦えるのは大きな利点。
・知力9
流紋武器は諦めている。実際問題、技量戦士に特別相性のいい流紋武器は投擲剣と流紋円刃くらいなので知力を振るかは意見が分かれるところだろう。
・神秘10
「血炎の刃」のためだけに振っている。火力の低めな本ビルドにおいては貴重なブースト手段。エンチャントなら「雷の武器」でいいじゃんという方や、「血脂」で十分という方、あるいはユニーク武器を中心に使うという方は持久力に振るのがおススメ。ただ神秘をカットするかどうかはまずタリスマンやらでステータスを調整し、実際に試してからにしてほしい。技量戦士にとって一番相性のいいエンチャントは「血炎の刃」だと、確信をもって言える程度には強い。
武器
右手1 | 大刀 | 左手1 | 蛇紋章の盾 |
右手2 | レディソード | 左手2 | 落葉の聖印 |
右手3 | 逆手剣 | 左手3 | アンスバッハの長弓 |
武器についての詳細は後述するが、基本的にはサブウェポンをフル装備して戦うスタイルとしている。
上手い人なら武器一本で十分なのだろうが、私くらいのカジュアルプレイヤーがシンプルに武器を振るだけではどうしても勝てない場合が多いためだ。
防具
兜 | レラーナの兜 | 胴鎧 | レラーナの鎧 |
手甲 | レラーナの手袋 | 足甲 | レラーナの足甲 |
タリスマン1 | 大壺の武具魂 | タリスマン2 | アレキサンダーの破片 |
タリスマン3 | 恵みの青雫 | タリスマン4 | 自由枠 |
私は見た目の都合で兜を装備しているが、「光の冠」なら少なくとも2レベル分はお得になる。
タリスマン自由枠は「双頭亀のタリスマン」が特におススメ。立ち回りの難易度はグッと軽減される。
戦技
戦技1 | 二連斬り | 戦技2 | 落雷 |
戦技3 | 死角の一撃 | 戦技4 | 無し |
戦技5 | 無し | 戦技6 | 扇射ち |
詳しくは戦灰ページを参照してほしいが、技量で威力が上がる戦技は限られている。しかし粒ぞろいでいずれも高性能だ。また技量マンにとっては通常戦技も有用なものは多い。最大限活用して理想の技量マンを作るといいだろう。
技量マン的おすすめ汎用戦技
技量マン的おすすめ汎用戦技
- 落雷
- 技量マンなら懐に忍ばせておきたい戦技No.1。中距離からの横槍としてはこれ以上のものはなかなか無い。技量特化でも威力はそこそこだが、高低差に強いうえに連射が効く。あらゆる武器に付けられる点も見逃せない。単純に負荷の軽い短剣にセットしても機能するが、できれば武器としてもある程度使えるものに付けておきたい。負荷が軽めで武器としてもそこそこ強いレディソードや、シンプルに殴りが強い鞭系武器、あるいは不意を打つという意味で逆手剣に付けるのも意外と強い。私が試せていないカテゴリも多いだろうのでどんどん試してほしい。
- 獣の咆哮
- 発生の速さは落雷をも上回る。視認性の悪さも相まって初撃を外されることはあまり無い。咆哮のメダリオンやハイランドアクスで威力の底上げもできる。拡張性が高いのは間違いなく強みなのだが、それだけに読まれやすく、ワンパターン戦法に陥りやすいのには注意。
- 二連斬り
- シンプルイズベストな武器振り系戦技。特に技量補正があるわけではなく、武器攻撃力のみを参照する。いわゆるジェネリックちいかわで攻撃が3段階に分かれているのが最大のメリット。初段止めはあのミケラダーンにも刺しこめる。また血炎エンチャの蓄積効率が下がらない仕様があり、出血狙いとしては良好な部類。軽量武器と大型武器で性能が変わるのも見どころで、軽量は振りの速さ、大型は怯ませやすさに優れている。総じてハイスペックな戦技なのだが、ちいかわ時代にパリィ慣れしたプレイヤーに振るにはややリスキー。
- 回転斬り
- 軽量武器用の戦技としては珍しく体勢崩しが大きめ。ガンガン振っていけるが状態異常蓄積には減少補正がかかっている。出血狙いよりは純粋ダメージ目的で使うのがいいだろう。
- 獅子斬り
- 飛び上がってぶちのめす豪快なゴリ押し技。およそ対人戦ではほとんど当たらないが、一部の強モブを真正面から叩き潰せるスペックを持つ。叩き潰したエネミーはもちろん人数にものを言わせてタコ殴りだ。対人戦では分の悪い賭けになるので初手の初手以外で使ってはいけない。
猛獅子斬り|獅子斬りに二段目が付いたような見た目の技。ヒット数が多く、状態異常武器との相性が良い。詰めてくる相手にはややスカりやすいが、ダメージと体勢崩しの両面で強力。ただし燃費の悪さはかなりのもの。
- 重力回転突き
- 見た通りのサイコクラッシャー。多段ヒットする高誘導攻撃というのがキモで、大刀などに付けると意外と出血が狙える。フワフワ浮く上に大きく移動するので落下死に注意。燃費もあまりよろしくはない。
- 連続突き
- 燃費で言えばかなりの上位に食い込む良戦技。主にボス戦用。血派生した重刺剣に付けるのが特におススメ。刺しこめる隙さえあれば良好なダメージと状態異常蓄積が期待できる。地味にランスで使うと強靭が付与される上に速度も速いので、こちらも侮れない。使いどころさえ間違えなければ強い。
- 剣舞
- 大きく踏み込む2連撃。威力は二連斬りの初段止めよりちょっとだけ高い。こちらも大型武器でモーションが鈍化するが、それを差し引いても十分早い。強靭補正が無い点にだけは注意。
- 牙突き
- NPC特効戦技。なぜかはわからないがNPC系エネミーはほぼ避けられない。リーチの長い武器に付けてヒットアンドアウェイをしているだけで勝ててしまう。大壺の戦士に勝てないプレイヤーは是非使ってみてほしい。対人戦でもリーチの長さは驚異的だが、2度目はなかなか当たってくれない。
- 巨人狩り
- 強烈な突き上げで人型エネミーを吹っ飛ばせる。特大剣などにも付けられるのがポイントで、高いダメージと耐性崩しを両立できる。やたら強い事で有名な呪剣士もこれで完封できる。対人戦ではまず当たらないので通常攻撃が強い武器に付けよう。あるいは対モブ専用と割り切ってもいい。
魔法
魔法1 | 狂い火 | 魔法2 | 黄金の怒り |
魔法3 | 黒炎 | 魔法4 | 血炎の刃 |
魔法5 | 彼方からの回復 | 魔法6 | 恵みの祝福 |
魔法7 | 火の護りよ | 魔法8 | 黄金樹の護り |
魔法9 | 火よ、力を! | 魔法10 | 火の癒しよ |
祈祷補正230~250ではメインの攻撃手段とはなりえず、攻撃祈祷は牽制程度にしか使わない。それでも全く無いよりはあった方がもちろん良い。武器の持ち替えよりも素早く切り替えて対応できるのはスペルの強み。そしてタリスマン無しで詠唱速度が爆速なのは技量マンの強みと言える。
技量マンのスペル考察
技量マンのスペル考察
- 狂い火
- およそ万能と言える優秀な祈祷。迷ったらコレ。味方に狂い火使いがいるとシナジーが重なる点はホスト・鉤指にとってはとても心強い。ただし黒団子を被った侵入者がいる場合は迂闊に使えない。
- 堪えきれぬ狂い火
- 閉所で強いスペル代表。これも協力側が使うと凶悪な性能をしており、祈祷補正250でも十分に火力として機能する。ただ隙は大きいので多用するのは難しく、私はあまりうまく使えていない。
- 黄金の怒り
- 技量マンにとっては貴重な範囲攻撃。威力はショボいが全方位に吹き飛ばしがあり、味方を救出するのに使える。スロットが余っているならプラキドサクスの滅びでもいい。
- 黒炎
- 祈祷補正が低くてもそこそこの火力が出せる優秀祈祷。ボスに近づけないときにとりあえずポイしておけば仕事したことになる。ただ武器を切り替えて落雷を使った方が速い事も多いので、採用するかどうかは意見が割れると思う。一応、右手武器のエンチャントを維持したまま遠距離攻撃ができるという利点はある。
- 黄金の大弧
- 牽制という意味では非常に優秀な祈祷。行動制限効果は頼もしいのだが、技量マンが使っても基礎威力が低いせいでいまいちプレッシャーになってくれない気がする。
- 蟲糸の槍
- デカブツ特効でおなじみの腐敗祈祷、その上位版。祈祷補正250でも十分すぎるくらい強い。暴竜ベールなんかはこれでやっつけてしまうのもいい。
- 血炎の刃
- 最強のエンチャント祈祷……だと個人的には思っているのだが非常にマイナー。出血付きの武器にぬりぬりしないと効果が実感できないのが理由だろうか。この祈祷は炎属性付与、出血蓄積増加、出血蓄積減少を妨害する効果のトリプルケアとなっている。ボス戦では長牙などにエンチャントして突撃するのが基本スタイルだが、エンチャント祈祷を使う隙が「全く無い」ボスではさすがに採用できない。具体的にはソロでのミケラダーン。マレニアくらいならぜんぜん使えるのだが……。
- 黒炎の刃
- 効果時間6秒。しかし最大HP依存の割合ダメージを与えられるので効果はデカい。隙の大きなボスでしか使えないが、火の巨人やエルデの獣は劇的に楽になる。黒炎の渦よりはモーションも小さい。むしろ最大の問題はFP消費がシャレにならない事だろうか。
- 彼方からの回復
- 詠唱速度の速い技量マンが使えば強力な回復手段となるのは自明の理。これを使うなら狂い火の聖印ではなく落葉の聖印にしておきたい。というか、これを使えるという一点だけで祈祷補正230の落葉聖印を採用する価値があるとすら言える。
- 恵みの祝福
- 地味に効く系のリジェネ祈祷。主に道中の微ダメージをケアするために用いる。恵みの青雫との相性が良くコスパがいい。信仰38まで上げればボス戦で実感できるレベルの効果がある黄金樹の恵みにアップデートできるので悩みどころ。
- 黄金樹の護り
- PVPだと効果が下がるのを加味しても防護系の祈祷は非常に頼りになる。信仰30で黒炎の護りが使えるので、それを基準とするのもいいだろう。ボス戦では死亡ラインがまったく変わってくる。
- 火よ、力を!
- 火力を上げるバフは貴重。たった30秒とはいえども効果は非常に大きい。効果量が小さい代わりに味方全員にかかる黄金樹に誓ってを採用するのも有り。
- 火の癒しよ
- DLCエリアで使う機会はそれほど無いのだが、それでも「セットしていないと詰む」場面がしばしば起こるので採用せざるを得ない。
ビルドの運用・解説
私はカジュアルなプレイヤーなので、戦闘理論の確立などできているはずもない。半ば適当に武器を振るっているだけなのだが、それでもカジュアルなりに感じることは多々あるので「世間一般プレイヤーのほとんどはカジュアル層なので問題なかろう」の精神でこのビルドページを書いている。私と同じような腕前のプレイヤー、それも技量ビルドをこれから組もうという人の参考になってくれれば幸いだ。
大前提:技量マンの強みってなに?
過去作ならば「技量マンは武器の振りが速いよ!」というのが通説だったが、少し待ってほしい。エルデンリングでは脳筋も超威力の獣人曲剣や山賊湾刀が使えるではないか。それに信仰マンには火付けがあり、魔術師には速剣がある。神秘マンに至っては技量マンと同じような武器を出血値マシマシで振り回す始末。どうやら技量マンは武器の振りが速いというのは過去の話らしい。
ではエルデンリングにおける技量マンの強みとは何か……?
最もわかりやすい例は戦技「落雷」だと思う。技量補正で威力が上がり、およそどんな武器にも付けられて、発生が速く、高低差にも強く、連射までできる遠距離攻撃。これが弱いわけはない。
「グランサクスの雷」も有名だ。実際に使った事のある人は分かるだろうが、「最強の遠距離攻撃」のひとつとして数えていいほどに強力な固有戦技を持っている。ロックオン限界ギリギリまで届く射程、見てから避けるのも難しいほどの超弾速、過剰なエフェクトが無い隠密性、そして何より単発かつ超高威力。どれをとっても一級品である。まあ、最大限活用するのは主に闇霊側なのだが、高性能であることに疑いようは無い。
DLC武器でいえばレダの剣あたりが代表だろう。遠距離攻撃が当たればバフを消せるという戦技だが、決まった時の効力は字面以上に凄まじいものがある。それまで知力37を振って回帰性原理を使うしかなかったものが武器で出せるというのは非常にお得だ。3重毒バフなどが流行している今ならば、なおのこと常備する意味があると言えるのでは。
要するに技量マンの強みというのはこれらの「特権」をうまく活用してこそ見えてくるものであるように思う。是非とも参考にしてほしい。
技量マンの戦闘スタイル
裸一貫に曲剣一本、青い踊り子でブーストした超火力で敵を華麗に切り刻む……というのはごく一部の上級者にだけ許される行為。真似しようとすると大抵は失敗する。というか上級者だっていつでもそんなスタイルでやっているわけではない。
カジュアルプレイヤーは武器を沢山持ち歩き、状況に応じて使い分けるというのが最も強いようだ。問題は、「状況に応じて使い分ける」というのが思いのほか難しい点にある。こればかりは使い込んで慣れるしかないが、私は下手くそなりに下記のようなカテゴリ分けをして整理することにしている。こうすれば運用に迷う事はあまり無い。
右手武器1:探索メイン武器
このスロットには文字通りのメイン武器を装備する。モブ掃除から対人戦まで頼れるような、汎用性に優れた武器をセットするのが基本だ。FP効率が良く、近接戦で強いものが基本となるだろう。
昔は技量戦士といえば軽量武器使いというのが通説だったのだが、エルデンリングDLCのエネミーは軒並み怯みにくく、それを真正面から斬り合うのはかなり疲れる。ひとつくらいは大型武器を仕込んでおく方が色々と捗るだろう。またホストや鉤指はモブ・強モブ・ボス・侵入者の全てに対応しなければならない。そういう意味でも幅広い武器チョイスをしておくのが有効に思える。
メイン武器を武器スロット1にするか3にするかは好みの問題だ。要は自分のスタイルに合わせて「このタイプの武器はこのスロット」と決めておくのが重要で、普段から意識してそうしておけば、いざという時に武器選択でミスする可能性は限りなく低くなる。
探索メイン武器の一例
探索メイン武器の一例
- 大刀(武器)
- 要するにデカい長牙だが、リーチは同じくらい。メインのシチュエーションは探索で、特に騎士系エネミーを二連斬りなどの戦技で怯ませられるのが大きい。血炎の刃でエンチャントしていればさらに威力が高まる。難所でパーティが分散した際などに強モブを単独で処理できるのは大きなアドバンテージだ。
- 長牙
- 言わずと知れた長リーチ刀。攻撃力は並程度だが、こちらも血炎の刃との相性は抜群。角の戦士のような怯まないエネミーに用いる。また侵入者対策としても極めて有用で、血炎長牙の与えるプレッシャーは相当なものがある。大刀と長牙はカテゴリが近く、即座に武器切り替えできるのもメリットだ。実質的にはふたつで1セットの武器として用いている。
- 羅刹の大刀
- 強靭補正が付いた戦技が特徴。攻撃力も高いが、被ダメージはむしろ増えるので注意が必要。対人戦というよりは対モブや対NPCに強い印象の武器で、バフ祈祷との組み合わせで瞬殺を狙うのが主な使い方になる。これを本格的に使い込むなら「ダメージレースで勝つ」か「戦技をチラ見せしながら通常攻撃で勝つ」のどちらかを狙う必要があるのでかなり上級者向けな印象。少なくとも本ビルドで扱えるシチュエーションは限られている。
- フランベルジュ
- 出血のついた大剣。鋭利派生時の技量補正が高く、もちろん血炎の刃との相性がいい。おおむね大刀と同じような使い方になるが、さすがにリーチは大刀より短い。両手持ちの質実剛健な振りの強さがウリとなるか。
- ツヴァイヘンダー
- 呪剣士キラー。巨人狩りで敵をぶっ飛ばして致命を入れるのがお仕事。シンプルに敵を殴り倒す能力に長けており、貴腐騎士なんかをボコるのにも向いている。また対人戦での使い勝手も意外とよく、さすがにグレートソードなどに比べるとダメージが伸び悩むが目立った欠点は無い。鋭利派生、雷派生、血派生のそれぞれに有効なシチュエーションがあり、拡張性が高いのもポイント。
- 腐敗した大斧
- 世にも珍しい技量向け特大武器の片割れ。闘士の大斧の方が攻撃力は高いのだが、あまりにも入手性が劣悪なのでこちらの方が手に取りやすい。それでいて腐敗はオマケ程度というか、腐敗が入る前にボスは死んでいる。特大武器の重い攻撃で大概のエネミーは怯ませられるので道中探索は快適。重量が20もあるため色々と装備の調整が必要なほか、神獣戦士のようなインチキ強靭のエネミー相手にはやや使いづらい。最も苦手なのは犬に囲まれることなので、サブには曲剣などの軽量武器を仕込んでおこう。
- 神肌縫い
- 扱いやすい重刺剣。特にミケラダーンでのメイン武器として優秀。ボス戦でなら神秘10でも血派生にするのがおススメ。また武器攻撃力も並程度はあり、技量60でも十分に仕事をする。ダッシュR2→R1は隙が少なく使いやすい連携。
- 神肌剥ぎ
- 特に血派生が強い両刃剣。両手持ちの火力はかなりのものであり、エンチャ無しでも十分強い。最大火力を発揮するのは技神ビルドだが、技量マンで使っても一定以上の仕事はする。エネミーが怯みにくいのが難点なので戦技は岩石剣など怯みをカバーできるものが欲しい。
- 十文字薙刀
- 出血付きの特殊モーション槍。血炎の刃(略)。若干重いが持てないほどではなく、汎用性の高いモーションは雑魚戦でも対人でも扱いやすい。騎士系エネミー用に巨人狩りを装備しておくのがおススメだが、ボス戦や対人戦で使う事を前提とするならば貫通突きや連続突き、血の徴収も捨てがたい。
右手武器2:サブ武器(遠距離攻撃)
このスロットには主に遠距離攻撃が使える武器をセットしておく。要するに戦技「落雷」や「獣の咆哮」を付けた武器ならなんでもいいわけだが、もちろん色々な選択肢があるので好みに合わせて選んでほしい。ユニーク武器も少ないながらも強力なものが揃っている。
また武器スロット2に遠距離攻撃系をつけているのは単純に私の好みというだけで、真似する必要は全くない。「落雷で先手を取ってから近接に切り替える」想定ならば武器スロット1に遠距離枠を付けるのも当然アリだ。ただ近接系+遠距離系で少なくとも二つ以上の武器を持っておくのが技量戦士の嗜みであることは間違いないと思う。
サブ武器:遠距離戦技を持つユニーク武器
サブ武器:遠距離戦技を持つユニーク武器
- グランサクスの雷
- 超強力な遠距離攻撃が使える槍。溜め版に吹き飛ばしがあるのがことさら強く、高所では落下死も狙える。サブ武器と呼ぶにはいささか以上に重いのが難点。かといってメイン武器として侵入者に見せておきたくはないのが悩ましい。華麗な不意打ちで侵入者を溶かした時の快感はすさまじいものがあるのでオススメ。
- 角の戦士の曲剣
- 戦技「角降ろし」は落雷よりも射程が長く、効果範囲と威力にも優れている。複数纏まった雑魚エネミーをまとめて掃除するのに使えるほか、対人戦ではダッシュする相手にも引っ掛けやすい。欠点はコウモリなどの飛んでいる敵には当たらない事と、消費FPがそこそこ重い事か。両手持ちで二刀流になるタイプの武器でもある。
- レダの剣
- バフデバフを消し去る固有戦技「針の貫き」が凶悪無比。毒や発狂で火力を盛ってくるタイプの侵入者の心がへし折れる音が聞こえる。またフルヒット時の威力は侮れないものがあり、侵入者がバフを消されて動揺している隙に戦技連打で畳みかけるのが有効。ただし上下の射角はあまり広くなく、崖の上から狙ってくるようなタイプには手出しできない。
遠距離戦技のセット先として特に有用な武器
遠距離戦技のセット先として特に有用な武器
- 十文字薙刀
- またかよ。まただよ。だって実際強いのだ。十文字薙刀に限ったことではないが、戦技に頼らずとも強い武器は落雷などの遠距離戦技を付ける運用も有効。「リーチの長さと出血蓄積でチクチク嫌がらせをして、相手が離れて聖杯瓶を飲もうとしたら落雷」。これだけでもひとつの戦術として機能しうる。ただし十文字薙刀はかなり重いので重量バランスには要注意。
- 速槍
- 上記とは逆に滅茶苦茶な軽さをもつ槍。驚きの重量3.0。通常攻撃にかなり癖があるが、戦技触媒として使うのがメインなら何の問題も無い。なお技量補正Sの割に攻撃力は低く、リーチもショートスピア並なので槍として見るとあまり強くない。
- ホスローの花弁
- 出血付きの鞭。鞭全般が軽量かつ通常攻撃が強いので落雷触媒として有用。パリィ狙いのプレイヤーにも強気に出られるのが特に心強い。リーチの長さに反して閉所で弾かれる心配もないので便利なのだが、攻撃速度や単発威力はそれほど強くない。またバックスタブもできない。
- ウルミ
- 技量補正Sの鞭。技量戦士ならおおむねホスローよりも攻撃力が高くなる。溜め攻撃のリーチが異常に長く、近接武器とは思えない距離から攻撃が届く。ただし斬撃属性なので鎧を着たモブにはダメージが伸び悩む。
- 戦鷹の爪剣
- R2が特殊モーションの直剣。攻撃力は並程度だが軽くシンプルであるがゆえに使いやすい。
- レディソード
- 直剣より少し重いが扱いやすいモーションの武器。血派生二刀流に適しており、片方のレディソードに獣の咆哮を仕込んでおくのも悪くない。またレダの剣と同カテゴリであることからスイッチ起用したい場合にも選択肢に上がる。
- シャムシール
- こちらも二刀流が便利な武器。曲剣二刀流は出血がなくても十二分に強い。またシャムシールは片手の振りがシミターと同じくちょっとだけ速いという特徴もある。単純に取り回しが良いので、メインに大型武器を持っている場合はサブ曲剣がとても便利。犬退治や鼠退治にはもってこい。
- 猛禽の鉤爪
- リーチが短い事に目をつむれば爪系武器は火力が出る。エンチャントした猛禽の鉤爪を見せると侵入者はたいてい距離を取るので、そこに落雷が不意打ちで刺さりやすい。そのまま殴りに行けばもちろん強い。指紋石などを出されると割とどうしようもないのが玉にキズ。
右手武器3:サブ武器(近距離攻撃・不意打ち用)
このスロットは遠距離攻撃を掻い潜ってきた相手への不意打ち用か、あるいは近距離での殴り合いに耐えられる武器をセットしておく。シンプルに第二のメイン武器として考えても良いが、装備負荷は軽めのものがベター。あるいはガン盾対策など特定シチュエーション想定の武器を仕込むのもいい。メイン武器と使い分けることを念頭に置き、できるだけモーションが違うものをチョイスするといいだろう。
サブ武器2:不意打ち用の選択肢
サブ武器2:不意打ち用の選択肢
- 夜の爪
- 散弾投擲による瞬間的な出血蓄積が魅力の爪武器。負荷が軽いのが嬉しく、また普通に殴ってもかなり強い。あまりに強いのでいつかナーフされそうで怖い。
- パタ
- やたらリーチの長い拳武器。我慢や王騎士の決意との相性が抜群。拳武器としては重めなことや、打撃ではなく標準属性であることには注意。それを差し引いても拳のラッシュをこのリーチで出せるのは驚異的で、純粋な攻撃力もセスタス系より高い。
- スパイクセスタス
- パタよりリーチは短いが出血が付いた拳武器。打撃なので壺やインプに強い。たまには血炎我慢スパセで殴り合うのも一興。実は出血狙いなら長牙などよりよほど効率的だったりする。欠点はシンプルにリーチ。当たったと思ったら当たってないというケースが非常に多い。ラグにも弱い。
- 逆手剣
- シンプルに強い。両手持ちで二刀流になり手数が多いので血派生も良好。異常に軽いのも嬉しい。カテゴリ専用戦技はいずれも強く、ボスでもモブでも使い道がある。もちろん侵入者対策としても有効。
- ファルクス
- 出血つきの曲剣。両手持ちで二刀流だがエンチャントはできない。専用戦技の追尾性能が高く、逃げる相手を追いかけやすい。追加入力のラッシュ攻撃はいまのところ有効なシチュエーションがレナラくらいしか見つかっていないので封印推奨かも。
- ダン流蹴術
- 格闘モーションは盾へのスタミナダメージが大きく、蹴り技は特にその傾向が強い。戦技「落葉旋風脚」は大概の大盾を引っぺがすことが可能。また旋風脚は怯ませやすさも大きく、火の騎士などを一方的にボコボコにできる。攻略においてはメインで大型武器を持っていない場合に非常に頼りになる。
左手武器1:盾
基本的に使用するのは「竜のタワーシールド」「君主軍の大盾」あとは好きな中盾と小盾の4種類~5種類だ。
技量マンの盾運用
技量マンの盾運用
「竜のタワーシールド」はシンプルにボス用。ミケラダーンの分身攻撃を全部ガードしてなおローリングのスタミナが残るギリギリの盾がこれ。このために筋力30を振っているが、よほどの難所でない限りは使わない。とはいえ装備していればほとんどのボス戦が楽になるのも確実なので、装備変更の手間を惜しまないならば毎回付け替えてもいい。ただし対人戦で頼れるほどの性能とは言い難い。特に指紋石との差は絶対的なものがあり、盾カテゴリ自体が違うと考えた方がいいだろう。
「君主軍の大盾」の性能は中盾と同レベルというか、真鍮の盾にも劣るガード強度しかない。しかし大盾は大盾であること自体にアドバンテージがあり、大型犬や騎士系エネミーとの戦闘難易度を劇的に緩和してくれる。竜のタワーシールドより7.5も重量が軽いため常用しやすいのが最大の長所。なお対人戦での頼りなさは中盾以上。パリィという選択肢が無いのが見るだけでわかるので左手にこれを持ってPVPをしてはいけない。あくまでもモブ用だ。
中盾はほぼ完全に好みで選んでいい。「蛇紋章の盾」は見た目がイケメンでガード強度も高く、おまけにあまり重たくない。バランスに優れているがパリィに使えないのが難点。「狼紋章の盾」はおおむね蛇紋章の魔力ガード版と思ってよい性能で、こちらも中々。
純粋に性能だけで選ぶならば「真鍮の盾」は鉄板のチョイスだ。しかしいかんせんモブ兵士感が気に食わないという人もいるだろう。ぶっちゃけ中盾のガード強度なんて誤差レベルなので見た目重視で選んで構わない。ウッドシールドやレザーシールドは流石に最低レベルを下回っているので避けた方が無難だが。
常用するものとは別に、盾戦技をつけた盾もひとつふたつは持っておきたい。「黄金パリィ」や「カーリアの返報」は一部ボスやNPC戦で極めて有用だし、「無敵」もマレニア戦で持っておくと安心できる人は多いだろう。
なお、戦技盾と戦技なし盾は種類を変えた方が無難。例えばすべて真鍮の盾にしていると、いざという時に切り替えで戸惑いかねない。できるならばシルエットから異なるレベルで見た目の異なる盾にしておいた方が助かる場面はあるだろう。
あとはDLC配信にあわせて「バックラーパリィ」の性能も上がっているらしい。実際、NPCの羅刹などは面白いようにパリィが取れる。私はあまりパリィを使い込んでいる方ではないので体感でしかわからないが、少なくとも中盾パリィの完全下位互換というわけではない……ような気がする。慣れたやつが一番という言葉もあるので何とも言えないが。
以下編集中……
コメント